三重県 而今 純米吟醸 朝日 火入 2024 ~この秀逸なバランス感~

みなさまこんばんは。10月半ばの三連休最終日のスポーツの日、いかがお過ごしだったでしょうか。今年の三連休は土曜日から生憎の天候でしたね。そんな三連休最終日ですが私は山梨県の富士河口湖の方へ行きサイクリングをしてきました。

都留方面から139号を登っていき河口湖を一周してきました。高曇りでスッキリと晴れはしませんでしたが、富士山の形容はしっかりと見ることができました。写真は定番の大石公園で撮ってきたのですが、来日観光客が多かったですね。曇りがちだったこともあり、気温も高くなく涼しいくらいに快適なサイクリングをすることができました。

帰路立ち寄った都留市にある愛知屋さんの草餅が美味しかったですね。

さて、そんなスポーツの日にサイクリングをしてきた日に頂いている一本がこちら

「而今 純米吟醸 朝日 火入」です。而今の朝日は昨年一年寝かせた2022BYのものを頂いていますね。今回は今年7月にリリースされたものです。而今の朝日と言うと、ちょっと甘味が強くでる印象ですが今年はどのような味わいでしょうか。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとふわりと香る柑橘にパッションフルーツのような爽やかさ。口に含むとややトロリとした口当たりから微細にこそばゆい繊細な酸味にやや低重心な甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味でやや長めにキレていきます。グラス一杯目。大きなインパクトはないものの細かいところでのディティールの舌触り感への広がりは秀逸。やや低重心ながらもクリアーさを損なわない旨味の心地よさはやはり而今ですね。2~3杯飲み進めていくと、より軽快かつクリアーに甘旨酸味がバランス良く広がっていきます。いやぁ~爽やかっすね~!個人的に而今の朝日は結構甘味が強く出てくる印象でしたがちょっとイメージが変わりましたね。いや~!旨味がクリアー!もちろん酸味の爽やかさも感じられるんですが、そこまで酸味強くなく火入れらしい繊細な酸味で旨味の下支えをしてくれます。

アテは大分県産のカゴカキダイといただきます。

うんま!いやいやいや!これは旨いっすね~!多分カゴカキダイは初めて頂いたんですが、メチャクチャ旨いっすね。やや淡泊な味わいながらも上品な甘味に蕩けるような旨味が滑らかに味わえますね。そんなカゴかキダイにこの而今の朝日を流し込むと、まぁデリシャスですね~!いや旨過ぎますね。これ個人的にはカゴカキダイをお刺身ではなく、お寿司としてこの而今と合せたくなりましたね。何だろ、もちろんお刺身でも十分美味しいのですがこのカゴカキダイはお寿司で頂きたいですね!

2日目になると香りはスッと穏やかながらもライチのような爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした飲み口から滑らかな甘旨味が微弱な酸味に支えられ蕩けるように膨らみ、余韻はスッキリとした苦味とか細い酸味で心地良くキレていきます。いやぁ2日目も旨いっすね!初日よりもクリアーさが穏やかになり、まろやかな旨味が柔らかく蕩けるような塩梅。気持ち甘味が出てくる面もありつつも余韻は小気味よい酸味が穏やかな苦味と共にキレていきます。最後の方になるとやはりクリアーな甘旨酸味がバランス良く広がっていきますね~。

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而今 純米吟醸 朝日 火入 2024BY

原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)

原料米 : 岡山県産朝日(100%)

精米歩合 : 50%

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昨年の而今の朝日は飲んではいませんが、今年に関してはかなり味わいのバランス感や細部に行き渡る緻密な精度が高めに感じられましたね。いや、さすが而今。年を重ねるごとに、より味わいの精度の高まりを感じさせてくれました。

どうもごちそうさまでした。