福島県冩楽純米吟醸備前雄町令和１年BY　～ジューシー備前雄町は魅力的～

2020年4月24日2020年4月29日

みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。仕事終わりに周りの街を見て歩いても飲食店は閉店＆テイクアウトな自粛一辺倒ですね。そんななか、なかなか明るい兆しの見えない週末にいただく一本はこちら

福島県「冩楽純米吟醸備前雄町令和１年BY」です。

このブログではけっこう「冩楽」は飲んだつもりだったのですが、やはり飲んだつもりだったのですね。昨年は赤磐雄町純米酒火入れを飲んでいますが、今回は備前雄町の生酒です。赤磐雄町の生酒もリリースされていたようでですが、残念ながらタイミングが合わず購入できず、今回はこの一本となります。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと香りは白桃や木イチゴのような仄かに甘酸っぱく爽やかな香り。口に含むとややトロリとした口当たりから、微弱でフレッシュな酸味からとろけるような甘旨味が柔らかく爽やかに広がります。余韻は微弱な苦酸味で、か弱くピリリとした舌触りを感じさせスッキリとキレます。トロ甘旨でジューシーですね。少し甘旨味が強いようも感じられますが、余韻が程よく軽やかで気持ちドライな面もあり嫌み無くスッキリと頂けます。これが純吟雄町かと思わせるような軽やかでスッキリしている中にも雄町米の旨味が甘く爽やかに醸し出されている印象。もう少しだけ甘味が押さえられていてもいい気がしますが、これはこれで初日としては十分楽しめる味わい。含み香にメロンのような甘旨味も感じられ余韻も心地よいですね。

２日目になると白桃やバナナのような甘くフワッと香る香り。口に含むとトロリとした飲み口から甘美に爽やかな甘旨味。余韻にバナナのような含み香と微弱な苦酸味を軽やかに感じさせつつその瞬間にスッとキレていく味わい。甘旨味とキレのバランスがやばいくらい良いですね。

もしこの日本酒に何か食べ合わせるかとしたら、青カビのブルーチーズなんかどうでしょうかね。和食だったらこの時期の初カツオなんかもよいかも。