福井県 黒龍 純米吟醸 夏しぼり ~リブランディング後の味わい~

みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域では雨風が落ち着かない天気でした。変わらず梅雨入り宣言はなく、明日からの天気は持ち直しそうな感じですね。

さて、そんな落ち着かない天候の週末金曜日に頂いている本日の一本はこちら

「黒龍 夏しぼり」 です。こちらはちょこちょこ行く酒屋さんで購入してきました。なんだかんだで毎年頂いている黒龍の季節酒。こちらは昨年までは、九頭龍ブランドでリリースしていた夏酒ですが、今年は黒龍ブランドの純米吟醸としてリブランディングしてのリリースですね。昨年は精米歩合が65%の純米したが、今期は55%の純米吟醸となっています。販売時期も昨年は6月中旬に頂いていたのですが、今年は一ヶ月ほど前倒しとなっていますね。

さて、そんな昨年よりリブランディングされた黒龍の夏酒。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、メロンや蒸れたバナナのような甘爽やかな香り。口に含むとトロリとした飲み口から柔らかく滑らかに広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味でややドライに長めにキレていきます。滑らかな中にもしっかりとしたボディ感がありつつ、スッキリとした爽やかな苦辛酸味のある余韻。2~3杯飲み進めると、ボディ感も薄れ、スッキリとした爽やかさに若干シャープさや瑞々しさを感じさせるようになります。

アテにはちょっと脂の乗ったカツオのお刺身と合わせて頂いているのですが、旨いですね~。カツオの脂の乗りにうまく合せてつつドライな余韻で心地よく〆ていきます。原酒17度という数値を忘れさせてくれるような旨い食中酒です。(昨年の九頭龍夏しぼりの記事を見返すと、まさにカツオが食べたくなる~なんて書いてますね。)

2日目になると、香りはメロンやマスカット、バナナのような香しさ。口に含むと、トロスッキリとした飲み口から、滑らかに柔らかく奥深い味わいにスッキリとした苦酸味にメロンのような甘く爽やかな含み香。余韻の軽快でキレのよいドライさがまたいいですね。しっかりと芯のある旨味がまろやかにやや重みを感じさせつつもサッとキレていき、飽きさせることなく飲ませてくれます。

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福井県 黒龍 夏しぼり

原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)

使用米 : 福井県産 五百万石 100%

精米歩合 : 55%

アルコール分 : 17度

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最近人気の日本酒では低アル原酒がムーブメントになりつつありますが、そんなムーブメントにはことさら動じない、ある意味アンチテーゼさえもを感じさせるような黒龍。流行の味わいに左右されることのない銘酒は今後も魅力的なブランドであり続けるものと感じさせます。

どうもごちそうさまでした。