山形県 十四代 吟撰 大吟醸 ~夏の涼大吟醸~
みなさまこんばんは。三連休の中日いかがお過ごしでしょうか。本日は参院選当日ですね。私は日中、緑に囲まれた山の中にあるプールで1500mほど泳ぎ、帰ってから投票に行ってきました。
梅雨も明け夏らしい暑さですね。
さて、そんな夏の始まりに頂いている本日の一本はこちら
十四代 吟撰 大吟醸です。吟撰は昨年までは吟醸規格でしたが、今年から大吟クラスになったようですね。
せっかくなので2年前の吟撰と比べて見ると
こんな感じですね。表ラベルを見た瞬間に
「あぁん?吟撰ってこんなラベルだったっけか?」と思ったそこの貴方はれっきとしたマニアです(笑)
吟醸酒から大吟醸酒になり、精米歩合も50%から45%になっていますね。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すとSo,Coolに爽やかな吟醸香。いや凄いね!香りを嗅いだだけで突き抜けるような真っ青な夏空と青々とした緑の草木の情景を思い浮かばせてくれます。口に含むと柔らかな口当たりからフレッシュな酸味に柔らかな甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。いやぁ旨いっすね~。お米の甘旨味と爽やかな酸味のバランス感に鋭くも爽やかに心地の良いキレ味。いやぁ~、やはり旨味が綺麗ですね!やはり十四代、グラス一杯目から格の違いを味あわせてくれます。酸味爽やかながらもしっかりとした旨味の安定感があり、アル添感を感じさせない爽やかさと旨味のバランス具合が秀逸ですね。細かいところではやはり余韻に若干のアル添感は出てくるかな。
アテは鰻重と頂きます。
くぅぅ~!こりゃ旨いっすね~!ふっくらかつしっとりと甘味と旨味の乗ったこの鰻重に吟撰大吟醸を流し込むと、ヤバい!この追い込むかのような旨味と酸味の爽やかさ!こりゃキケンですね~!いや、こりゃ凄いっすね。オーソドックスには日本酒は料理の味わいの下支えやペアリング、またはマリアージュする感じだったりする感じなのですが、この組み合わせちょっとはそれらを凌駕するマッチング。勝手な解釈だとこの吟撰が鰻重を丁寧に飽和しつつ爽やかに包み込んでくれるかのイメージ。こりゃ最高の組み合わせですね。
2日目になると香り穏やかにほんのりと香る吟醸香。口に含むと柔らかな口当たりからバランスの良い甘旨味に。余韻はかけて微弱な酸味とともにスッキリとした苦味が長めに続きます。いやぁ2日も旨いっすね。旨いというかやはり別格。このスッと一本筋が入っているかのようなバランス感。程よい甘味が膨らんできたかと思いきや十四代らしい鋭いキレ具合でやや辛さもある苦味を長めに味わえます。あまり大吟醸規格のお酒を飲むことは少ないんですが、やはりこのバランス感は見事ですね。
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十四代 吟撰 大吟醸
原材料名 : 米、米麹、醸造アルコール
精米歩合 : 45%
原料米 : 国産米100%使用
アルコール分 : 15度
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火入れアル添それら一部では毛嫌いする風潮があるも、やはりそれらは蔵の技術力かと。まぁ、いかにせよ昨年あたりから高規格クラスにもっていった十四代。吟醸を大吟醸に格上げしたことで、より一層のブランド力を持ちそうですね。しかし正直この味わいが\3000円程度とは反則的ですよね。
どうもごちそうさまでした。
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