青森県 杜來 特別純米 山廃仕込 氷温熟成 ~2日目からの味わい~

みなさまこんばんは。三連休の中日いかがお過ごしだったでしょうか。私は朝から山梨県の精進湖の裏手にある三方分山に登ってきました。

今月1年ぶりに参加するトレイルレースの足慣らしに精進湖から阿難坂峠に向かい三方分山へ向かい周回するコースを回ってきました。

まぁいいハイキングコースですね。道中高齢者のツアー団体とすれ違ったりと初~中級者でもそこそこ楽しめるコースでこの季節は時期的にも紅葉と富士山が綺麗でしたね。

さて、そんな連休中日に頂いている本日の一本はこちら

杜來 特別純米 山廃 氷温熟成 です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。杜來はこのブログでは初めていただく銘柄ですね。じょっぱりで有名な六花酒造のニューブランドです。昨年あたりから注目されている銘柄の一つですね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとスッとウリやスイカのような青爽やかさ。口に含むとややトロリとした飲み口から柔らかな甘旨味。余韻はしっかりとした苦辛味でキレていきます。ややクラシカルな旨味からの鋭く強さのあるキレ具合。グラス一杯目はそこまで山廃らしい感じはないかな?2~3杯程飲み進めていくと余韻にどことなく山廃らしい片鱗も見え隠れしてきます。氷温熟成だからかな、スッキリとしつつもやや深みのある艶っぽい旨味に山廃っぽさ。

アテは北海道産のハッカクのお刺身と頂きます。

うんま!上品かつ甘美に旨味の乗ったハッカクのお刺身にこの杜來を流し込むとナチュラルに迎合していき咽奥へと流し込んでくれます。何だろ?この旨味が倍増してくようなマリッジ感。ハッカクのお刺身は結構好みなのですが多分エンガワなんかに近しい味わいなのかと思うのですがこのトロ艶っとした脂感と旨味の乗り具合に若干の淡泊なバランス感が魅力的なんですかね。

2日目になると香りはうっすらと青リンゴっぽさ。口に含むとややトロリとした飲み口からクリアーに膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。おー!!こりゃいいっすね!昨日よりも味わいが開いてきた感じで柔らかさにクリアーさもあり山廃らしい酸味も感じさせてくれます。

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杜來 特別純米 山廃 氷温熟成

原材料名 : 米(青森県産)、米麹(青森県産米)

精米歩合 : 米麹55% 掛米60%

アルコール分 : 16度

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さぁどうでしょう。この杜來。メジャー地酒店推しの一本。今回頂いた山廃の氷温熟成に関しては個人的に正直そこまで特筆するような感じでもない印象でしたね。もっと味わいの輪郭がしっかりとしてるのかなと思ったのですがそうではなかったですね。しかし、この山廃仕込にはポテンシャルを感じさせてくれます。多分もうちょっと酸味の出たような酒質だったらもっとモダンな印象になりそうな気がします。また新酒生酒になると印象も変わるでしょうかね。

どうもごちそうさまでした。