福島県 会津宮泉 純米にごり酒 ~二度美味しい大人のラムネカルピス~

みなさまこんばんは。そしてメリークリスマス。今年のクリスマスは週の真ん中&23日が祝日ではなくなったことであまりクリスマス感を感じなかったのは私だけでしょうかね?そして年末に向けて生酒ラッシュが続いていますね。

さてそんなクリスマス感を感じない年にいただく本日の一本はこちら

福島県 「会津宮泉 純米にごり酒」 です。

このお酒はそこそこ行く酒屋さんで購入してきました。「会津宮泉」と言えば、このブログでもいくつも取り上げている冩楽の地元向けブランドですね。昨年の「SAKE COMPETITION」の純米酒部門で一位となった「会津宮泉」。今年は福島県外の特約店でも「会津宮泉」を見かけるようになりました。そのおかげか今年は比較的近くの酒屋さんでタイミング良く購入することができました。今年飲んだ「冩楽おりがらみ弐」が美味しかったので、この宮泉純米にごりも楽しみです。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと香りは薄いメロンやセメダイン、少し柑橘っぽい香り。口に含むとややトロリとした飲み口の中にプチプチといした繊細な微発泡感。そこから程よい甘旨味と微弱な苦酸味を感じつつ緩くフェードアウト。

生酒らしいフレッシュ感ですね。にごり酒ですが、上澄みから中盤にかけてはミネラリー感のある微発泡な酸味と、程よく押さえられたジューシーな甘旨味と苦酸味で、ややドライ寄りな味わい。おりが絡むとまた甘味が増してくる感じですかね。

冷蔵庫を開けると偶然にも火入れの宮泉がありましたので、せっかくなので飲み比べしたいと思います。

スペック的にはにごりの生酒か火入れかの違いのみ。ボトル的にはにごりの方がボテッとしてますね。

香りは生酒のほうが乳酸チックな香りが出てきました、火入れの方は柑橘系の香り。味わいは火入れの方がコクや旨味が強くもキレが良く、にごりのほうはラムネのようなジューシーさを感じさせスッキリ爽やかです。

2日目になると純米にごり酒は青リンゴのような立ち香にスッキリとした飲み口から、昨日と同じようなプチシュワな微発泡感から、まろやかな甘旨味が乗ってくる感じ。余韻はビターにやや短くフィニッシュ。ややおりが絡んできて甘さもアップしまさにスリムビューティーからグラマラスビューティーに変身。うぉー、宮泉にごり生酒の甘旨ジューシー本領発揮!2日目にしてこの味わいはやられました。

そして火入れの方は、昨日よりも香りはなく、極薄く香る柑橘っぽい香り。口に含むとややトロリとした飲み口からバランスのよい甘旨味。やや濃醇さも感じさせつつスッキリとしたキレを持たせます。さすがSAKE COMPETITION 2018 純米酒部門でトップをとっただけありますね。食事の食中酒としてオールラウンドで合わせやすいお酒かと思います。

そしてにごり酒の最後のおりの部分

うーん、真っ白に濁っていますね。まさににごり酒。香りは乳酸系でややカルピスのような香り。口に含むと、いやートロ甘微酸味。乳酸濃いめのカルピスソーダかな。

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福島県 会津宮泉 純米にごり酒

アルコール分 16度

原材料名 米(国産)米麹(国産米)

精米歩合 60%

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会津宮泉純米にごり生酒、今年初めて飲んだのですが、冩楽のおりがらみとはまた違った味わいを楽しめてよかったです。「純米にごり生酒」ということだったので、もっとこってりしている味わいかと、思ったのですが意外にもシャープな味わいでした。純米なのに純米吟醸よりもスッキリしているなんて???と思ったのですが、最後のおりの部分は生酒にごりらしい濃いフレッシュさと純米らしいの甘旨味たっぷりの大人のカルピスソーダでした。口開けからラストまで様々な味わいが楽しめる一本かと思いました。

どうもごちそうさまでした。