三重県 而今 愛山 火入 2020BY ~2017BY 2018BYと飲み比べ~

みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。今日は以外にこの時期らしからぬ暖かさを感じましたが、週末の日曜日は雪の予報もでてきましたね。

さて、本日の一本はこちら

而今 純米吟醸 愛山 2020BY です。こちらはそこそこ行く酒屋さんで購入してきました。而今は、今月の年明けに大吟醸を頂きましたね。今回は昨年10月にリリースされた愛山。而今の愛山はなんだかんだで毎年頂いています。

今回はリリースから3ヶ月ほど置いてみました。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと甘爽やかなパイン+乳酸チックな香り。口に含むとややトロスッキリとした飲み口から微弱で爽やかな酸味にややトロリとしたエキス感に濃醇ながらも爽やかさを感じさせる甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味にやや渋味を感じさせ、やや長めにキレていきます。2~3杯飲み進めていくとだいぶスッキリとまとまってきた感じですね。余韻の渋味も薄れスッキリと嫌みなくナチュラルにキレていきます。

いやぁ而今の愛山、今年もイチゴのようなニュアンスを感じさせつつ、スッキリかつジューシーな甘旨味を感じさせますね。

 

 

 

 

 

ん!?

 

 

 

 

 

んおっつと!?冷蔵庫を開けるとなぜか昨年、一昨年の而今の愛山が!?

 

いやはや、どうしてかわかりませんがなぜだか去年、一昨年の愛山が寝ていました。

残念ながら2019BYの愛山は諸事情により購入することができませんでしたが(笑)、2017BY、2018BY、2020BYの而今 純米吟醸 愛山火入です。

こう見比べると、今年の裏ラベルは昨年と比べると、だいぶリニューアルしていますね。

ではまぁせっかくなので、「而今 純米吟醸 愛山 火入」「2017BY 2018BY 2020BY」の飲み比べをしたいと思います。

2018BY香りは爽やかさと甘濃ゆさが入り混じる感じ。パイン+バラのよう。口に含むとややトロリとした飲み口から程よい濃醇な甘旨味。余韻にスッキリとした苦辛酸味でキレていきます。

2017BY香りは軽快なキャラメルチックな香り。口に含むとトロスッキリとした飲み口から深みのある軽快かつジューシーな甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味でスッキリと爽やかにキレていきます。含み香にやや柑橘っぽい爽やかさも。

んっ!?これは以外にも2年前の愛山が好みかも。古酒まではいかないものの、酒質に深みが加わり甘旨酸味により深い印象を与えてくれます。なんだろう、本みりんや、メロンシロップのような、甘味に軽快で微弱で心地よい酸味ですね。

2日目になると

2020BYは仄かに白桃やピーチっぽい香りにスッキリ軽やかにまろやかなジューシーさ。

2018BYはややライチっぽい香り。トロスッキリな中にやや重みのある甘旨味。

2017BYはやや柑橘っぽい香り。ややトロリとした飲み口にスッキリと艶やかさのある甘旨味。

んっ!?2日目もやはり2017BYの愛山が好みですね。昨日よりも甘味が落ち着きまろやかさとスッキリとしたバランスが感じられます。2020BYは2日目もまだフレッシュさを感じさせジューシーに初日の硬さもとれつつまろやかさも相まって飲ませてくれる味わいですね。

3日目4日目はお休み

5日目になると、2020BYはスッキリと若さと爽やかさを感じさせ2018BYは若さと味わいののりが今ひとつな感じで、2017BYは旨味が乗り濃醇さと爽やかさをバランスよく楽しめる感じ。

6日目になると2020BYは甘爽やかなスウィーティーな香りに口に含むとトロッとした飲み口に、愛山らしい甘旨味がまろやかに広がります。2018BYは香り穏やかに仄かに柑橘っぽい香りかな。口に含むと、ややトロリとした飲み口からややちぐはぐな甘旨味。余韻はスッキリとやや苦辛酸味でフェードアウト。2017BYは若干カラメルっぽさを感じさせる柑橘系の穏やかな香り。口に含むとトロリとした飲み口から程よく爽やかさを伴いつつ味わいの乗った甘旨味。余韻はスッキリと、軽快にキレていきます。

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三重県 木屋正酒造 而今 純米吟醸 愛山 2020BY

原料米 : 米(国産) 米麹(国産米)

原料米 : 兵庫県産 愛山(100%)

精米歩合 : 50%

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而今 愛山 2017BY 2018BY 2020BYを一週間かけて、飲み比べてみましたが、個人的には

2020BYはフレッシュで爽やか。2018BYは爽やかさと味わいののりがちぐはぐな感じ。2017BYは熟成感と爽やかさが絶妙にマッチしている感じで、好みな味わいは2017BY>2020Y>2018BYですかね。

結論としては而今の愛山は2年ほど置いても十分美味しくいただけました。(へたに1年ほど寝かせるよりも、しっかり2年くらい置いた方が好みな味わいかなぁ、と思えました)

而今 愛山 3年垂直飲み。味わいの違いや個人的な好みの傾向がわかり楽しかったです。

どうもごちそうさまでした。