奈良県 風の森 ALPHA TYPE１DRY
みなさまこんばんは。三連休の中日いかがお過ごしでしょうか。天気も関東あたりは大きく崩れることなく、ほどほどに過ごしやすかったのではないでしょうか。
この三連休、私は地方へ小旅行へ行き、地方の酒屋巡りなどをしていました。夜は地元の方しか行かないようなバーで美味しい日本酒を頂いてきました。(barで日本酒かよ！)
そんな地方巡りで購入してきた一本。
「油長酒造 風の森 ALPHA TYPE１DRY」です。
前回はこのALPHA TYPE1の夏酒バージョンでしたね。
今回はDRYということで甘さは控えめなのでしょうかね。
ではいただきましょう。
グラスを回すと、極薄いパインやマスカットの香りがします。口に含むと滑らかな飲み口から控えめな甘さと程よい酸味が口の中に広がります。後味はキレ良くスッキリとしているも、もう少し飲んでみたい、と後引く余韻も感じられます。ラベルにDRYと書いてあるとおり確かにクリアーでDRYではあるものの、控えめな甘さと風の森独特のフレッシュな酸味をまとわせたミネラリーな味わいが後引く印象です。
このくらいの控えめな甘さであるならば残暑の食中酒として、秋刀魚の塩焼きやささみの梅肉和え、きのこのホイル焼きなど、めちゃくちゃ味付けの濃い料理でなければ、けっこう幅広く対応できそうな味わいかと思いました。
ちなみに私は今回たまたま手に入った松茸もどき？の「サマツ」のホイル焼きで頂きました。
裏ラベルにはこの風の森 ALPHA TYPE１DRYは次章への鍵として、次のような想いが綴られていました。
今回は今後のTYPE1の方向性を探る実験醸造です。通常のTYPE1と比較してお楽しみいただけますと設計の差をわかりやすく感じていただけると思います。従来のTYPE1が次章への扉、今回のドライ設計をその鍵としより多くのお客様に日本酒のおいしさに目覚めていただきたいという思いで造りました。
***********************************************************************
「油長酒造 風の森 ALPHA TYPE１DRY」純米酒 無濾過無加水生酒
原材料名 米(国産)米麹(国産米)
アルコール分 14%
奈良県産 秋津穂 100%使用
精米歩合 65%
***********************************************************************
この風の森 ALPHA TYPE１DRYはきっとこれまでいくつもの扉があり、今回のDRYは次章への鍵であり、そしてこの扉が開かれた際には、果たしてどのような世界が広がっているのでしょうか。今後も油長酒造の進化には目を離すことはできませんね。