長野県 黒澤 特別純米 無濾過生原酒 生酛 2023 ~心躍る濃醇な味わい~
みなさまこんばんは。5月9日アイスクリームの日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域では朝夕やや肌寒く、まったくアイスクリームを食べたいとは思えない日でした。(G.W中は食べたくなるような気温だったんですけどね)
さて、そんなアイスクリームの日に頂いている一本はこちら
「黒澤 特別純米 無濾過生原酒 生酛 2023」です。こちらは先月G.Wの初日に行った佐久穂町にある四ツ目屋さんで購入した一本です。お店が蔵元の近くにあるだけあってか様々な黒澤のお酒があり、どれがお勧めか訪ねたところこの黒澤のスタンダードを勧められました。黒澤はぼちぼち飲んでいますが、思い返すと確かにスタンダードな新酒は飲んでなかったですね。
では、さっそくいただきましょう。
香りは穏やかにややウリにミルキーがかったニュアンス。口に含むと、トロリと艶やかな口当たりから柔らかくややクリアーに膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした苦辛酸味でやや長めにキレていきます。いやぁ、やはり黒澤の生酛生酒旨いっすね~。これはなんでしょうね、クリアーさや軽快さを感じさせつつも飲み心地のよい旨味が膨らみ、余韻は苦辛酸味と複雑味が共存しつつもキレ良く辛味の余韻長めにこそばゆい渋味。うーん、旨味が艶やかで綺麗ですね!変に爽やかさを醸し出すような酸味が無く余韻にかけてナチュラルに表出してくる感じがまたいいですね。
アテはカツオのお刺身と頂きます。
いや、こりゃうんっまいね~!(笑)比較的近くのスーパーで買ってきた愛媛県産のカツオなんですが、トロっとしててもちっとした食感でやや淡泊な赤身っぽい感じですが脂感のある旨味もあって美味しいですね~。カツオと言えば静岡県や高知県なんかを思い出させるのですが、ちょっと調べてみたら愛媛県は四国一のカツオの水揚げ量を誇っているそうです。そんな中でも船上で活〆をした公鮮度なカツオを「びやびやかつお」と呼ぶそうです。今回頂いているのは「びやびやかつお」ではないと思うのですが、十分に美味しいですね。
2日目になると、香りはうっすらウリのよう。口に含むとややトロリとした飲み口から柔らかくまろやかに膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした苦辛味で、やや長めにキレていきます。2日目も旨いっすね。何だろ?この膨らむ旨味のクリアーさやまろやかさからの余韻の複雑味のある深み。雑味とかではなく、様々な微生物が織り成し生まれた味わい。ややクラシカルな側面も見えつつも見事に纏まっていますね。
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黒澤 特別純米 無濾過生原酒 生酛 2023
アルコール分 : 17度
精米歩合 : 59%
原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米 : 長野県東御市白倉ファーム産ひとごこち100%使用
日本酒度 : +4
酸度 : 1.9
製造年月 : 2024.01
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まぁ、やはり黒澤は旨いっすね。最近はやりの?低精米の生酛で酸があるような日本酒もいいのですが、こういったややクラシカルながらもクリアーで飲み応えのある生酛造りも魅力的ですよね。長野県内でもちょこちょこ生酛造りを始めているところもあるようですがパッと思いつくのはここと小布施くらいでしょうかね。今後も黒澤はやはり定期的に飲んでおきたい銘柄ですね。
どうもごちそうさまでした。
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