福島県山の井黒流れ星～蕩けるような甘味と旨味を夜空に～

2024年8月16日

みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域では台風がどの程度影響があるか心配するような感じでしたが、蓋を開けてみるとほとんど台風の影響なく過ぎ去っていきましたね。

さて、そんな台風の様子が杞憂に終わった金曜日に頂いている一本はこちら

山の井黒流れ星です。こちらは先週南会津へ行った際に南会津町にある山田屋ストアーで購入した一本です。燧ヶ岳の帰りに通り掛かり立ち寄ったお店ですが南会津の地酒が充実していましたね！

せっかくなので、この山の井を醸す会津酒造さんへも立ち寄ってきました。

風情、趣のある蔵元でしたね。お話ししてくれた蔵元の女性も物腰柔らかく良い雰囲気でした。

会津酒造のお酒は前回、燧ヶ岳の雪室貯蔵を頂いていますが、今回は会津酒造が数年前に立ち上げたブランドの山の井です。どんな味わいか楽しみですね。

では、さっそく頂きましょう。

グラスを回すと穏やかに極うっすらと瓜やスイカメロンのような甘爽やかなニュアンス。口に含むとややトロリとした飲み口から柔らかくやや粘性のある甘旨味。余韻はスッキリとした苦味で程よくキレていきます。第一印象はややのっぺりとした膨らみに旨味のボディ感。派手なインパクトはないものの、じっくりと飲ませてくれそうな味わい。２～３杯ほど飲み進めていくと、柔らかにバランス良く旨味が膨らんできますね～。うーん、このバランス感。スッと旨味が広がっていくと思いきやグッと膨らんでくる感じ！そしてこの余韻のキレと爽やかさ。いいっすねぇ～。

アテは鹿児島県産のカンパチのお刺身と頂きます。

あぁ～、惜しいね！若干山の井の旨味が勝る感じですね。悪くはないんだけれどもカンパチじゃ物足りないっすね。もうちょっとアテにボリューム感が欲しいところ。棒たらの煮付けや山菜の天ぷらなんかと合わせたいですね。

２日目になると、香りは穏やか。極うっすらスイカやメロンのよう。口に含むと滑らかな口当たりから柔らかく柔和に膨らむ甘旨味。余韻はスッと心地良い苦味で程よくキレていきます。ん～シルキーですね。この甘味！何だろ？まるで綿飴のような甘味。その甘味から膨らむ滑らかで柔らかな旨味に心地良くやや爽やかなニュアンスを含む余韻。嫌みなくバランス良く旨いっすね～。