北海道 二世古 えぞの誉 活性酒 ~にごりの旨味、キケンな一本~

みなさまこんばんは。週の真ん中水曜日、12月25日のクリスマスいかがお過ごしだったでしょうか。いやぁ例年クリスマスモードが感じられなくなっていく中、今年はよりクリスマス感をかんじさせない空気感だった気がします。特に今年はインフレによる物価高や不景気などなどあるかななんて思います。

さて、そんなクリスマスに頂いている本日の一本はこちら

「えぞの誉 活性酒」です。こちらは程ほどに行く酒屋さんで購入してきました。実はこちら再入荷のものを取り置きしておいたものです。初回入荷時に「ほーん、こんなお酒があるのね、まぁ次来た時に買えばいいか」なんて思ってたら、その2日後には無くなっていました。

「マジかよ、いかにこの時期にごり酒が人気だからって、こんなマイナーなにごり酒までも数日持たずに消えるのかよ…」

と内心動揺しました。と、同時に「あん時買っておきゃよかった…」と後悔の念が押し寄せ、店員さんに再入荷があるか尋ねると、「多分また今度入荷しますよ」とのことで、「あぁ、助かった」と一安心しました。数日後店舗に電話をしたら、「後残り一本ですよ!」と言われ、「えぇ!?じゃあ、取り置き予約願いますわ」と伝えて、無事に購入することができたものです。

さて、そんな一難越えてゲットしたえぞの誉、どのような味わいでしょうか。

では、さっそくいただきましょう。

香りは仄かにミルキーな爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした口当たりから、フレッシュな酸味にやや硬質な甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。一杯目は少し堅めな印象かな。フレッシュで若々しい感じであるもののにごりの旨味と余韻の苦酸味が程よく出てくる感じ。あぁ~、でもこのにごりのシルキーさは良いですね!このシルキーな旨味にフレッシュな酸味と余韻の苦味のバランス感。甘味はさほど感じさせないものの、にごりの旨味をバランス良くダイレクトかつフレッシュに感じさせてくれます。

アテは本マグロの赤身とイサキのお刺身で頂きます。

まずはイサキから

うーん、ちょっとイサキが淡泊過ぎるかなぁ。本マグロの赤身はうーん、あともう一歩1ちょっとにごりの旨味が強いかな。

ちょっと納得いかなかったので深谷牛の牛バラカルビと頂きます。

うんんま!黒毛和牛の深谷牛のバラカルビと良く合いますね~!

せっかくのクリスマスなので比較的新しい品種のよつぼしという苺と頂きます。

いやいやいや、こりゃ旨いっすね~!このよつぼしの甘旨酸味にこのえぞの誉よ!ジューシーなよつぼしイチゴの旨味にこのにごり酒の旨味!危ないっすね~!

2日目になると、香りは仄かに甘爽やかなミルキーさ。口に含むと、トロリとした飲み口からにごりのドロサラっとした旨酸味が口の中にトロっと広がり余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。うーん、これ花冷えとかじゃなくて、燗つけてもきっといい感じになりそうですね。

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二世古 えぞの誉 活性酒

アルコール分 : 15℃以上 ~ 16℃未満

原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール

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いやぁ~ごめんよ。こりゃお勧めしない一本ですわ。知らぬ間にグラスと瓶が空いちゃう一本ですよ。いやむしろこの時期だからいいんじゃないのかな。なんて思うのですが、実際飲んでみると人気の理由がわかりましたよ。まぁ確かにこりゃ来年も買いの一本ですね。

どうもごちそうさまでした。