明けましておめでとうございます。
みなさま新年明けましておめでとうございます。
2019年もスタートして早一週間。あっという間の年末年始でした。
2018年振り返ると日本酒を巡る話題もけっこうありましたね。全国的な大きな話題では、昨年の7月にあった西日本豪雨による多くの酒蔵への被害やそれに伴う旭酒造の被災者支援商品 「獺祭 島耕作」の販売。また昨年11月には兵庫県の山陽盃酒造の半焼火災などもありました。
各蔵の商品変化等については、今年の3月から青森県 西田酒造の田酒 特別純米の火入れが2回から1回へ変わり要冷蔵になったことや、同じ青森県の三浦酒造の豊盃が全量純米蔵になったことや奈良県の油長酒造が一升瓶を廃止したことなど、各蔵が時代の変化に合わせてさまざまな変化をしてきたと思います。
またここ数年20~30代の若手の杜氏の活躍がめざましいですね。新潟県 加茂錦酒造の田中悠一氏や福井県 吉田酒造の吉田真子氏、埼玉県 佐藤酒造の佐藤麻里子氏など男性だけでなく20代の女性杜氏にも注目が集まったかと思います。特に吉田酒造は昨年NHKのテレビ番組にも特集されていました。(吉田酒造 初しぼりの記事はこちら)
こういった若手杜氏の進出や各蔵の変化の中で、昨年はいくつかの蔵がプレミアム商品に注力してきているのも面白かったです。昨年で言えば、「鳳凰美田 SUPREME(税別20,000円)」や「豊盃 最初で最後30(税込み30,000円)」など庶民にはちょっと手が出しづらい、高価格帯の商品ラインアップを打ち出してきている流れがあったかと思います。その中で特に注目されたのが、福井県 黒龍酒造のメーカー主導による入札会で出品された「無二」ではないでしょうか。2012年~2015年の氷温熟成されたヴィンテージ違いの「無二」これも私のような一般庶民には縁遠いお酒ですが、「日本酒の適正価格を市場に問う」という試みは関心を持ちました。
日本酒も一部の転売やプレミアム価格での販売など様々な問題が表出してきていますが、これも一時の日本酒ブームだからなのか、世の中的に目先の拝金主義に転じてしまっているのか、よくわかりませんが、一庶民の酒飲みとして肩肘張らずに無理なく今年も様々な銘柄を飲もうと思います。
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