岡山県 大典白菊 純米吟醸 朝日米五五 ~オマチストならぬアサヒスト?~

2019年1月7日

みなさまこんばんは。今日で正月休みも終わり明日から本格的に新年の仕事はじめの方もいるのではないでしょうか。私は今年の年末年始はあっという間に過ぎてしまった感じです。若干食べ過ぎ飲みすぎでなどで俗に言う「正月太り」になりつつあり、今後の体質改善の余地が大幅に広がった次第です。

さて、そんなお正月休みの最終日に頂くのがこちら

「岡山県 大典白菊 純米吟醸 朝日米55」です。

これは実家へ帰省した際に寄った酒屋さんでお薦めされ購入した一本です。

このブログでは岡山県の日本酒は初めての登場です。

岡山県と言えば、酒好きならご存じの酒造好適米の最高級品種「雄町米」の産地ですね。

しかしこの日本酒は岡山特産の「朝日米」を100%使っています。朝日米とは?と思い調べたら、はせがわ酒店のブログによると、このように記載されておりました。

【豆知識:朝日米について】
コシヒカリやササニシキの祖先にあたり、品種改良されていない希少な在来品種。かつては「西の朝日」「東の亀の尾」と言われ、美味しいお米の代名詞となりました。大粒で、ふくよかなあっさりとした味。余分な粘りがなく、ぱらりとほぐれる食感。冷めても美味しく、寿司職人の厳選品とされる事も。
現在では岡山県のみで栽培されています。病気にかかりやすく、背丈が高く倒れやすい。風や収穫時の振動で脱粒しやすいなど栽培が難しい面もありますが、酒造りへの適正、潜在能力に日本酒業界を牽引する蔵元や米問屋から大きな期待が集まっています。

                                                                                                                                                 出典:はせがわ酒店 Online Shop

はせがわ酒店さんでは数年前よりこの朝日米に注目しているようですね!昨年は朝日米サミットなども開かれたようですね。

そんな注目の朝日米で醸した大典白菊さっそくいただきましょう。

っと、いただく前に注意書きのラベルが

開栓にちょっと気をつけつつ、シュッポっとやや元気に蓋が飛び跳ねることなく無事開栓。

グラスに注ぐとやや軽めのイチゴやメロンのような甘い香りが。少しセメダインのような香りも。

口に含むとフレッシュでミネラリーな味わい。プチプチ弾けるフレッシュなガス感からとろけ出すような甘旨味。ドライでジューシーな甘旨味に程よい酸味がよいアクセントになっていますね。

これは先日飲んだ田酒 干支ラベル風の森 ALPHA TYPE1 夏の夜空などの味わいイメージさせますね。ラベルからは想像できないフルーティーな今風な美味しさですね。日本酒初心者にも間違いなく飲んでいただけると思います。(個人的には20代の方に飲んでもらいたいですね)

この日本酒に何か食べ合わせるか考えたところ、白身魚のお刺身やタコやイカ刺などと合わせたいですかね。

2日目は少し苦みが前面に出てきましたが、まだ瑞々しさやフレッシュ感も残りつつ、スッキリとイケました。

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大典白菊 純米吟醸酒 朝日米55 直汲み 無濾過生原酒 岡山特産 朝日米100%使用

原材料名 米(岡山県産)米麹(岡山県産米)

アルコール分16.0~16.9%

日本酒度 +3.5

精米歩合 55% 朝日米100%使用

酸度 1.6

アミノ酸度  1.2

酒造水 蔵内井水

備中杜氏 三宅祐治

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ここ数年雄町米で醸した日本酒を愛飲する方々を「オマチスト」と言うらしいのですが、今後この朝日米がもっとメジャーになれば「オマチスト」ならぬ「アサヒスト」を名乗る方も出てくるのでしょうか?(愛山を好む「アイヤマスト」もまだ名乗っている人はいないみたいだから、それはないか)

初めての岡山県の日本酒、初めての朝日米、とても美味しかったです。どうもごちそう様でした。