福島県 寿々乃井酒造店 寿月 ひやおろし ～トロ甘旨なdeepな魅力～
みなさまこんばんは。私の住む地域では朝から青空が広がり心地の良い秋晴れでした。この時期になると柿やリンゴなどの旬のフルーツが恋しくなります。
さて、そんな旬のフルーツが恋しくなる夜にいただくのがこちら
「福島県 寿々乃井酒造店 寿月 ひやおろし」です。
これは先日福島県を訪れた際に蔵元へ訪問し、その際に購入した一本です。
私がこの日本酒を知ったきっかけが、先月新橋でおこなわれたふくしまの酒まつり2018で試飲した際に、その味わいにとても興味を持ち、今回蔵元まで行き購入してきました。
今回頂くのは寿月 特別純米のひやおろしになります。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すと軽やかに青リンゴや洋梨、メロンなどを思わせる香りがします。
口に含むとトロリとした飲み口から甘さとコクが広がり旨味がじんわりと伝わってきます。ひやおろしとは思えないフルーティーな甘さとコク。余韻に弱い苦みを絡ませつつ消えていきます。クリアーで立体的な甘さがボリュームを増していくイメージ。少しお米の甘旨さに味が乗っている感じもありつつスッキリとした雑味のない味わい。これがひやおろしの円熟味なのでしょうか。
いやー、丸みがありフルーティーでコクもあり、まるで洋梨や熟した柿を頬張っているかのよう。これに何か食べ合わせるか考えたところ、タコやサーモンのカルパッチョや浅漬けのキュウリやセロリなどのサッパリした料理と合わせたいと思いました。
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寿々乃井酒造 特別純米酒 寿月 ひやおろし
原料米 米（国産）米麹（国産米）
精米歩合 55%
アルコール分 14度以上15度未満
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うーん、やはり飲めば飲むほど引き込まれる魅力があります。単純に華やかというわけではなく、甘さとコクの奥行きや立体感を楽しめ、余韻はスッキリしているものの後引きの強い味わいを感じさせます。魅力的ですね。
商品のラインナップでは純米吟醸のしずく亀の尾もあるのでタイミングを見計らってそちらも購入したいと思います。寿々乃井酒造の日本酒は地元メインでしか販売されていないのが残念ですが、もしどこかで見かけたら間違いなく買いの一本かと思います。これはいずれどこかできっとヒットするポテンシャルを秘めた日本酒だと思います。