福島県 寿々乃井酒造店 訪問記

2018年12月29日

ネット、SNSの普及によりここ20年ほどで全国の地酒蔵の情報が簡単に手に入るようになったが、全国には数多くの蔵元があり、まだまだ知られていない蔵元もある。ここ福島県 天栄村にある「寿々乃井酒造店」もそうではないだろうか。実際私も先月までこのような蔵元があったこととはつゆ知らず、先月参加した「福島の酒まつり 2018」で、ここの蔵元の日本酒を飲みその美味しさと味わいに興味を惹かれ、お話を伺おうと今回実際に蔵元まで訪れてきました。

目次

寿々乃井酒造店とは

この寿々乃井酒造店は福島県天栄村にある文化8年(1811年)創業の200年以上続く歴史ある蔵元です。

入り口には樹齢300年以上ともいわれる老松が迎えてくれる。

蔵の前の道は旧街道で会津藩主が参勤交代で通った街道とのこと。その旧街道沿いにあり、蔵には木の格子が備え付けられており、これは庶民が参勤交代の大名行列を見下ろしてはならないということから、外側からは見えにくく、内側からよく見えるようにと備え付けられたそうな。

昭和の最盛期には1200石(一升瓶換算で12万本程度)程の石高を製造していたが、現在は300石程度とのこと。

店内の様子

店内に入ると四角いテーブルがあり左手に商品が並んでいます。

障子でかでかと書かれた寿々乃井の文字が目につきます。

陳列商品

9割以上が地元天栄村を中心とした地元向けに販売されており、その約8割が普通酒とのこと。

大吟醸「寿々乃井」に寿月「純米吟醸 しずく 亀の尾」寿月「ひやおろし」

販売店舗内で、広報の鈴木さんと社長からお話を伺う。商品ひとつひとつについての丁寧な説明と味わいをお聞きし、仕込み水や酒米についてもお聞きする。仕込み水は裏山から湧いている湧き水をつかっているとのこと。酒米は「亀の尾」を栽培しており「亀の尾」はひとめぼれやこしひかりなどと比べると稲穂が高く台風などの風に弱く、また害虫などにもあいやすいという。酒米作りから酒造りの大変さを伺うことができました。

商品ラインナップ

  大吟醸寿々乃井 鑑評会出品酒

  自然流特別純米「寿月」

 寿々乃井 本格 普通酒

その他、季節限定商品等あり。

蔵元情報

株式会社 寿々乃井酒造店

住所:〒962-0501 岩瀬郡天栄村大字牧之内字矢中1
TEL:0248-82-2021   FAX:0248-82-2071
営業時間:午前9時~午後6時
定休日:1月1日~1月3日

まとめ

今回は特にアポもせずに伺ったのですが、現在福島県では、酒造巡りのスタンプラリーが開催されているようで、スタンプ目当てに訪問されている方もいました。私が訪問した際にはお茶とお漬け物を出して下さり、丁寧にあたたかく迎え入れてもらいました。

天栄村の酒蔵というと、日本酒フリークの間では松崎酒造店の廣戸川が有名ですが、全国的にはまだ知名度の低い寿々乃井酒造店という歴史ある酒蔵もあります。家族経営で小規模であるものの、販売店なども限られていますが、とても魅力的な日本酒を造られており、これからも福島県の地酒の一蔵として、今後も応援させていただければと思います。どうもありがとうございました。

 

参考冊子 fukunomo 2018年9月号

参考URL  寿々乃井酒造店Face Book

酒蔵

Posted by OnSake