長野県 善吉 特別純米 ひやおろし ~このバランス良いモダンひやおろし~

みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私は昨日の土曜日に長野県にある蓼科山に登ってきました。

先週先々週とロードバイクに乗っていたので久々に体感高度を上げたくなりサクッと高標高を楽しめる蓼科山へ行ってきました。

大河原峠から登ったのですが、とにかく風が吹いており寒かったですね~!体感的には10℃以下で6~8℃くらいだったでしょうかね。

日の出と共に登ったのですが、とにかく山頂も風が強かったですね💦山頂付近では立っているのがやっとでしたよ。ゆっくりとコーヒーでも飲みながら景色を楽しみたかったのですがあまりの風の強さに早々と下山したところ、急にガスってきたのでいいタイミングで登頂し下山することができました。

さて、そんな高度を上げてきた週末に頂いている一本がこちら

善吉 ひやおろしです。こちらは下山後茅野市にあるCAVE福寿屋さんで購入してきました。茅野市や原村あたりに行った際によく立ち寄る酒屋さんです。善吉を飲むのは久しぶりですね。前回は2年ほど前に飲んでいますね。善吉は個人的に長野県内の日本酒のなかでも推しの一本でもあります。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとほんのりとバナナやメロンのような爽やかさ。口に含むと柔らかくトロリとした飲み口から柔和かつ滑らかに広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。いやぁ、さすが善吉!グラス一杯目からバランスの良さを出してきてくれますね。ちゃんとひやおろしらしく旨味を膨らませつつも心地良い酸味でキレていく様相。少し苦味が余韻に印象的に残るも、この辺は食事と合わせていくことでより魅力が増しそうですね。いやしかしこの甘味を感じさせつつ旨味の膨らみからの酸味と嫌みなく誇張する苦味のキレ具合のバランス感は、ちょっと最近飲んだひやおろしのなかでもひとつ抜けている感じですね~。

アテはカイワレのお刺身と頂きます。

いやぁ!まぁ旨いっすよね!カイワレの上品にやや旨味の乗った繊細に淡泊な旨味を絶妙なバランス感で流し込んでくれます。多分これが真鯛とかだったら負けちゃう感じかな。逆にもうちょっと脂乗りのよいサーモンや中トロなんかはより合いそうですね。

2日目になると香りは穏やかに極うっすらとバナナやメロンチック。口に含むと微細な酸味に柔らかかつ滑らかにクリアーさのある甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。いやぁ~2日目も旨いっすね!不思議と初日よりも爽やかさと軽快さが増してきているよう。飲む人によっちゃ、ひやおろしにしては軽すぎる!って思う人もいるかも(笑)しかしこのひやおろしらしからぬクリアーに軽快ながらもまろやかな旨味と嫌みの無い苦味を感じさせる味わいはさすがですね。

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善吉  特別純米 ひやおろし

原材料名 : 米(長野県産)米こうじ(長野県産米)

精米歩合 : 59%

原料米 : 美山錦100%使用

アルコール分 : 16度

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やはり中乗さんの善吉はいいですね!今回のひやおろしに関しては今風のモダンな味わいを世襲しつつバランスの良い味わいに仕上がっていますね!初日口開けからのバランス感に、2日目のまろやかな旨味を軸としつつも軽快ささえも感じられる魅力的な善吉ひやおろし。ちょっと有名銘柄に推し飽きた飲食店さんでこのひやおろしの時期に悩んでいるのであれば高度と感度を上げてチョイスの一枠に入れてもいい一本かと思わせてくれました。

どうもごちそうさまでした。