秋田県 新政 エクリュ 直汲み 2022 ~時代を感じて楽しんで~

みなさまこんばんは。3月最後の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域では昨日土曜日は終日冷たい雨が降っていましたが、本日は青空が見えていました。

そんな中、神奈川県の厚木市で行われていたアウトドアイベントに顔を出してきました。

ちまきと米麹の甘酒を頂いたのですが美味しかったですね~!

さて、そんなイベントを楽しんできた日に頂いている一本がこちら

新政 エクリュ直組み2022です。新政は久しぶりですね。まぁ一般人にはまったく売らせなくなった新政ですが、ここにきて酒屋さんも大変なのかちょいちょい出すようになってきましたね。このエクリュは2023年の3月にリリースされた一本。なんでこの時期になって2年前のお酒をリリースしたのか。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとバジルやハーブ、シトラスのような爽やかさ。口に含むとややトロリとした口当たりからフレッシュに広がる甘旨酸味余韻はスッと軽快な爽やかさでキレていきます。いやぁ、こりゃちょっと2年前のお酒とは思えないフレッシュさ。フレッシュで爽やかな酸味がやや軽快に広がりつつもゆったりとコク深く熟成された旨味。あぁこんな風になるんだねぇ。半分ほど飲み進めていくとフレッシュな酸味を広げつつもコクや旨味が、じんわりと浸透してく様相。余韻も軽快な渋酸味を感じさせつつも爽やかさにもう一押し木桶っぽさを嫌み無く付け加えてくる感じ。やはり旨味の乗り具合が面白いですね~。

アテは岩手県産のムツのお刺身と頂きます。

いやぁ~ムツ美味しいですね~!この上品に滑らかな旨味の乗り具合。このムツのお刺身に新政のエクリュの直汲みを流し汲むと

くぅ~、絶品!口の中がパラダイスですよ(笑) いや、この味わいのバランス凄いね!

2日目になると、香りは仄かに杏やアプリコットのよう。口に含むとトロリとした舌触りから、滑らかに密度感のある甘旨味。余韻はうすら爽やかな酸味に微細な苦渋味でやや長めにキレていきます。旨味に深みのある熟成感を感じさせてくれますね。1日目とはまったく違った表情を見せてくれます。旨味が深くも爽やかに木桶の存在感を感じさせてくれますね。

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新政 エクリュ 直汲み 2022

アルコール分 : 13度(原酒)

原材料名 : 米(秋田県産)、米麹(秋田県産米)

原料米名 : 秋田酒こまち100%使用(2022年収穫 秋田県産)

精米歩合 : 麹米60%、掛米60%

使用酵母 : きょうかい6号

発酵容器 : 木桶(17号・18号)

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2年ほど冷蔵保管して、こなれた形を楽しむのもおすすめである。

まぁ十分楽しめる味わいですよね。深みもあり爽やかさもあり木桶感もそこそこに、様々な様相が入り混じりゆったりじっくりとその魅力を感じられるのではないかと。しかし、そうは思いつつもやはりこういったものは個人的に飲むよりも飲食店さんやイベントなんかで様々な人に味わってもらった方が良さそうですね。

どうもごちそうさまでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~おまけの余談~

今日は全国14カ所で令和の百姓一揆が開催されていました。時代を感じさせてくれます。日本のお米や農業を守る為に立ち上がり行動していく人々。日本酒を愛飲するものとして他人事とは思えないものでした。都心をトラクターが縦断するデモ行進を他人事として捉えるか、今の日本の危機と捉えるか。そしてこんなことが今まであったでしょうか。

今日は202年3月30日、165年ぶりに海王星が牡羊座に移動します。旧態依然とした価値観や体制の崩壊とともに新たな時代の幕開けとなっていきそうです。見えないものごとに怯えず一歩ずつでも動いていきましょう。きっといつか花は咲くでしょう。