三重県而今純米吟醸山田錦火入 2021 ～この繊細なバランス感を～

2022年9月4日2022年9月9日

みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域では、日中残暑らしい暑さを感じさせてくれました。

さて、そんな残暑らしい暑さを感じさせてくれた日曜日に頂いている一本がこちら

「而今純米吟醸山田錦火入 2021」です。こちらは時々行く酒屋さんで、購入してきました。而今山田の火入は２年ぶりですね。２年前の黄金キャップからラバーのブラックキャップに変わっていますね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、香りはやや穏やかにうっすらと白桃やバナナっぽさ。口に含むとややトロリとした飲み口から若干硬さを感じさせる甘旨酸味。余韻はスッキリとした苦酸味で若干甘味を感じさせつつキレていきます。少しだけ硬さを感じさせるもくっきりとした甘味。而今にしたらちょっと酸味が弱いかな。２～３杯飲み進めると香りはスッと伸びやかに葡萄やピーチのように。アタックは柔らかに山田錦らしい旨味に繊細な甘味から余韻にかけて、爽やかな酸味がここちよくフィニッシュ。いやぁ～、いやいや、素晴らしいバランス感！何だろこのバランス感。飲み始めはやや硬さを感じさせたのですが飲み進めていくと、どんどん旨味にクリアーさや爽やかで心地よい酸味を感じさせるようになります。

２日目になると香りは爽やかな葡萄やマスカットのよう。口に含むと、ややトロリとした飲み口から柔らかく繊細にクリアーな甘旨酸味。余韻はスッキリとした苦酸味で優しくキレていきます。いやぁ～この繊細なバランス感。さすが飲み手を魅了する味わい。最近お気に入りの〆鯖といただきます。