青森県 豊盃 純米吟醸 華想い55 ~甘旨みとコクの飲みごたえ~

みなさまこんばんは。日曜日の夜いかがお過ごしでしょうか。昨日はけっこう寒かったのですが、本日はけっこう暖かかったですね。日差しが暖かく感じられたので日中は半袖で過ごしておりましたが、夕方頃になるとさすがに寒かったです。なかなか日々の寒暖差が激しく、穏やかな春が待ち遠しいですね。

さて、そんな春待ち遠しい日にいただく今夜の一本はこちら

青森県 「豊盃 純米吟醸 華想い55」です。

豊盃はこのブログでいくつか取り上げてレビューしてますね。今回の華想い55は初登場です。

三浦酒造の豊盃は「豊盃米」で有名ですが、この日本酒は「華想い」という酒造好適米ですね。

この「華想い」はJA青森のHPによると

高級酒用の県産品種として平成14年に奨励品種となったのが「華想い」です。 高精白が可能であり、山田錦に匹敵する酒造適性を有していますが、耐病性に弱いという栽培上の弱点を持つため、県内でも好条件の弘前地区に作付けを限定し、生産しています。 また「華想い」は青森県酒造組合様との100%契約栽培を実施しており、県内酒造メーカーに限定した原料供給を行っています。

とのこと。青森県の酒造メーカーで醸した日本酒でしかしか味わい得ない酒造好適米の華想い、果たしてどのような味わいなのでしょうか。

さっそくいただきましょう。

グラスを回すと熟したメロンのような香り。口に含むとややトロリとした飲み口から大きめな甘旨みから弱い酸味と苦みでスッキリとキレます。芳醇旨口でとろりとした和三盆のような甘さがかんじられます。ちょっと村祐みたいな甘さかな。程よくコクも感じられいいですね。

2日目の飲み始めは苦みや辛さが目立ったものの、飲み進めると甘旨みと酸味、苦み、辛さ、コクが絶妙に絡み合い楽しませてくれます。

もしこの日本酒に何か食べ合わせるとしたら、鍋料理やおでんなどが思いつきました。ホッケや鱈などもいいかも(豊盃を飲むとだいたいこのあたりのアテが毎回欲しくなりますね)

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豊盃 純米吟醸 華想い55

アルコール分 15度

原料米 華想い100%

原材料名 米(国産) 米麹(国産米)

精米歩合 55%

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昨年から同じ青森県のある酒造メーカーのお酒の火入れが1度または生酒となり、かなりライトでフルーティーになったように思えるのですが、こちらはしっかりとしたコクや旨味が感じられ飲み飽きせずにいただけますね。4合瓶価格が1600円以上と他の日本酒と比べるとやや割高ではあるものの、この味わいならばありかと思います。

どうもごちそうまさでした。