福井県 黒龍 垂れ口 純吟 ~味わいの変化を楽しんで~

みなさまこんばんは。連休明けの火曜日いかがお過ごしでしょうか。なかなか新型コロナウィルスの話題が止まりませんね。そんな中、本日は日経平均株価が一時1000円以上下落する場面もあり、なかなか厳しい週明けとなりました。また昨日は個人的に高尾山麓に出向いてきたのですが、本日私の足もなかなか厳しい状況でした。

さて、そんな厳しい状況の中いただく一本はこちら

福井県 黒龍酒造 黒龍 垂れ口 純吟 です。こちらは昨年も頂いた一本です。季節モノの黒龍は目にするとどうしても気になってしまいます。昨年秋に頂いたのが本醸造の垂れ口で、今回が純吟の垂れ口です。

では、さっそくいただきましょう。

香りは蒸れたバナナのような、やや甘く爽やかな香り。口に含むとトロっとした飲み口からじんわりと広がる甘旨味。余韻に程よい辛さの輪郭を感じさせつつ綺麗にキレていきます。少し硬さも感じられますが、全体的にスッキリとした味わい。

2日目になると香りはスッキリとしたメロンのような香りに。口に含むとややトロリとした飲み口から、昨日よりもまろやかな味わいの甘旨味が広がり、余韻はスパッとした切れ味。後半になるとにごりの部分も絡んでトロッとした甘旨味が増し含み香りにバナナやメロンのような香りや味わいも感じられます。にごりが絡むと余韻の辛さもまた違った印象に。

もしこの日本酒に何か食べ合わせるかとしたら、マダイやカンパチ、なんかのお刺身と頂きたいですね。

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福井県 黒龍酒造 黒龍 純吟 垂れ口 生酒

原材料名 米(国産)米麹(国産米)

使用米 福井県産五百万石100%

精米歩合 55%

アルコール分 17度

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開栓時のスッキリとした味わいから後半のにごりが混じった芳醇で甘口のように感じられる味わいは、最初から最後まで変化を楽しめる一本かと思います。またその変化は、筋の通ったようなバランスのよい味わいで最初から最後まで飲み飽きすることなく頂けました。シンプルに旨いと思える一本でした。

どうもごちそうさまでした。