岐阜県 津島屋 三本の矢・改 prototype A 2021 ~進化の可能性~
みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域では今週の月曜日から20時まで飲食店でアルコール類の提供ができるようになりました。今日は仕事終わりに8kmほど街中をジョギングしてきたのですが、やはり居酒屋さんにはそこそこ人は入っているものの以前のような週末の賑わいはありませんね。
さて、そんな週末に頂いている一本はこちら
岐阜県 津島屋 三本の矢・改 prototype A 2021です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。津島屋は久々ですね。昨年の父なるライン以来ですね。
さて、今回の津島屋外伝は美山錦・雄町・山田錦をアッサンブラージュした一本です。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すとスッキリとした青さで青リンゴや青いバナナのような早熟さ。口に含むと、ややトロスッキリとした飲み口からアッサンブラージュされたお米の味わいが滑らかかつ複雑に入り混じり、余韻はスッキリとした程よい苦酸味で、柔らかくもややドライにキレていきます。お米の甘味と旨味が誇張しつつも嫌み無くスッとしなやか余韻。2~3杯飲み進めると程よく爽やかな酸味も顔を出し、重層的でジューシーで甘美な味わいに。おぉ、こりゃいいすね。口当たりの柔らかさに爽やかな酸味に程よい余韻のドライさ。軽すぎず、重すぎず、重心にバランスを置きながら爽やかなジューシーな味わいを演出。青森県産のヒラメのお刺身と頂いていますが、良い具合ですね。
2日目になると香りは甘酸爽やかなトロピカル、口に含むとトロスッキリとした飲み口から、軽快ながらも滑らかで複層的な味わい。甘味を主体としつつもクリアーさやキャッチーな酸味もあり、コクも感じられるようになりつつも、穏やかに心地よく頂けます。
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アルコール分 : 16度
原材料名 : 米(国産)・米麹(国産米)
使用米 : 美山錦・雄町・山田錦
精米歩合 : 非公開
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久々に頂いた津島屋、やはり魅力的な味わいですね。魅了的な味わいもそうなのですが、これが1500円以下という価格は本当に頭が下がります。
コロナ渦という困難を乗り越えるためにチャレンジした新しい価値を組み立て創造する(assemblage)という技術は、日本酒の更なる進化という可能性に満ち溢れます。
やはり今年も日本酒のアッサンブラージュの波はより大きくなりそうですね。(なんでも来月にはあの冩楽がアッサンブラージュをリリースするようで、早々に酒屋さんからお薦めされました)
なかなか苦境の続く日本酒業界は前々より厳しいことは重々承知ですが、今この世の中の空気感で今だからこそ他を出し抜くほどのブランディングアピールができるチャンスにはなり得ませんかね。(末端の些末な酒飲みが生意気言ってすみません)しかし、これからも前向きに将来に向けて、少しずつ歩みを止めないでいてもらいたいと思います。
どうもごちそうさまでした。
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