鹿児島県 天賦 純米吟醸 播州愛山 ~デリシャス&スマート~

みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか、私の住む地域はまさしく梅雨らしくジメッとした時折雨降る天気でした。梅雨明けが待ち遠しいですね。

さて、そんな梅雨明け待ち遠しい日曜日に頂いている、本日の一本はこちら

鹿児島県「天賦 純米吟醸 愛山 」です。こちらはちょこちょこ行く酒屋さんで購入してきました。天賦はこのブログで3本目ですね。前回は4月に純米酒を頂いています。

天賦といえばバランスのとれた食中酒といった印象。今回はなんとあの愛山米で醸した一本です。個人的には「え!?ここで天賦が愛山出すんだ!?」とちょっと驚きましたが、やはりここは高木酒造とツーカーの仲。愛山米を使えるわけですね。

では、天賦が愛山米で初めて醸した一本、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、仄かにイチゴのような甘さや新しい木材のような香りにやや柑橘っぽさやミルキーな爽やかさ。口に含むと柔らかな口当たりから微弱な酸味に、スルリトロリと滑らかな甘旨味。余韻はスッキリとした程よい苦辛酸味でやや長めにキレていきます。第一印象としてはスッキリとまとまっている印象。そこに爽やかな酸味と愛山の甘旨味が滑らかに蕩けていく様相。程よくコクも感じさせ、デリシャス&スマートな味わいですね。2~3杯飲み進めると、香りはミルキーな香りを主体にやや柑橘っぽさを交えた爽やかさ。口に含むとトロリ滑らかに柔らかくも心地よい爽やかな酸味とクセや嫌みのないキレがスッとナチュラルにフェードアウト。初日として若干の硬さはあるものの甘旨酸味とキレの良さが一体となり天賦らしい愛山の味わいを楽しめます。

2日目になると、やや柑橘っぽさを覚えるラズベリーやミルキーなニュアンス。口に含むと、トロリとした飲み口からスッと柔らかく余韻はスッキリしっかりと若干ドライさ長めに感じさせます。あ~なるど、これは確かにシームレス。味わいがスッと滑らかなラインを導き出し、強い苦酸味を感じさせずスーッとドライな余韻に包み込みます。含み香にはラズベリーのような甘爽やかさも。最後の方になると、余韻のドライさも薄れ、滑らかにゴージャスでリッチな味わいに。

***********************************************************************

天賦 純米吟醸 愛山

原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)

精米歩合 : 50%

原料米 : 兵庫県産愛山 100%使用

アルコール分 : 15度

***********************************************************************

やはり天賦いいですね。ベースがしっかりしている為安定感がありますね。とくに今回の天賦は、愛山米を使用しているためか、よりデリシャス&スマートな印象を持たせてくれました。純米吟醸スペックで4合瓶価格が2750円とやや割高に見えますが、実際飲んで見ると。個人的にはこれ、価格以上の価値と味わいを感じさせてくれました。(てゆーか、価格なんて気にせずに手に取っちゃいましたけどね)

どうもごちそうさまでした。