宮城県花ノ文特別純米雄町一年熟成～一年熟成らしからぬ味わい～

2022年5月1日

みなさまこんばんは。５月初日の日曜日いかがお過ごしだったでしょうか。私の住む地域ではお昼頃から雨が降り出し、午後はけっこうしっかりとした降りようでした。

さて、そんな５月初めに頂いている一本がこちら

「宮城県中勇酒造花ノ文特別純米雄町一年熟成」です。こちらはごく稀に行く酒屋さんで購入してきました。宮城県の日本酒はたまに飲むんですが、どうも自分に合わない感じのお酒が多く、ブログの記事を書いてもなぜだか途中でダウンしてしまうことがちょこっとあったりもしました。

そんな中、ちょっと気になった花ノ文。時々気にする酒屋さんのフェイスブックにあがっており、「お？これは何？ちょっと見たことないなぁ～」と思い興味をそそられました。

調べてみると、この中勇酒造は「夢幻吟醸原酒」で吟醸原酒ブームの火付け役になったそうで、この花ノ文は中島崇文氏が2015年よりプロトタイプの醸造を開始した日本酒だそうです。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとうっすらと穏やかながらも葡萄やマスカットのような爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした飲み口から柔らかく滑らかに広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味でサラリとキレていきます。おぉ、こりゃいいですね～。一年熟成ながらもうっすらとフレッシュさの片鱗を感じさせる微弱な酸味に雄町らしい旨味と余韻にかけてのこそばゆい複雑味。いやこれ旨いっすね。トータルバランスが非常にいいですね。２～３杯飲み進めていくと香りはややメロンぽさも。いやぁ本当に一年熟成されたとは思えない甘旨酸味。いやむしろ一年熟成させたから醸し出される味わいなんでしょうね。メロンやラムネのような爽やかな抜け香に、余韻に若干熟成感を思わせる苦酸味。うーんこれは何だろ、どことなく武勇っぽい味わいのイメージに近いかな。

イワシのお刺身と頂きます。