新潟県 金鶴 本醸造 生酒 ~アオキンのこの魅力~

みなさまこんばんは。4月も下旬に差し掛かる火曜日いかがお過ごしでしょうか。本日より神奈川、埼玉、千葉の東京都に隣接する地域では「まん延防止等重点措置」が開始されました。いやいや本当にゆっくりと外でお酒を楽しむことが、難しい時勢となってますね。

さて、そんな時勢で頂く本日の一本はこちら

金鶴 本醸造 生酒です。こちらはこの時期に限定発売される通称”アオキン”です。

このアオキンは通常の本醸造とは違う酵母を使い、蔵元で3ヶ月ほど寝かせて出荷した生酒です。

金鶴は今年の年明けに“本醸造しぼりたて生”を頂いています。今回は酵母違いの一本。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと、青リンゴやミント、シトラスなどのほんのりと香る爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした飲み口から柔らかな甘旨味と微弱な酸味余韻はスッキリとした苦味でややドライにキレていきます。いやぁ、このバランス感。柔らかく膨らむ旨味をスパッと切る余韻の心地よさ。何だろう、この嫌みのない惹き付ける余韻。多分一般的には「やや辛口」と表現されそうだけどやや芳醇な旨味も感じさせバランスの良い芳醇やや辛口かな。飲み進めていくと程よく酸味の爽やかさも感じさせます。少し温度が上がると本醸造らしい甘味も感じさせるも爽やかさも感じさせつつ、クリアーで程よくドライにキレていくこのバランス感。いいっすね。

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新潟県 金鶴 本醸造 生酒 ブルーラベル

原料米 : 米(佐渡産)、米麹(佐渡産米)、醸造アルコール

精米歩合 : 麹米60% 掛米65%

アルコール分 : 15.6%

酒度 : +6.2

酸度 : 1.7

アミノ酸度 : 1.0

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やはり金鶴はいいですね。派手さはないものの本当に穏やかに落ち着いて頂ける味わい。ややクラシカルな面も感じさせつつクリアーにスッキリと爽やかに。こういった魅力ある日本酒の味わいがもっと広まっていければな、と思うのですが、現状まだまだ時間がかかるのかな。前回も思ったのですが、やはり金鶴は一升瓶でゆっくりと味わいたい。そんな思いを抱かせる一本でした。

どうもごちそうさまでした。