三重県澤佐酒造参宮初笑福しぼりたて新酒～福呼ぶ新酒を笑顔で～

2023年1月12日

みなさまこんばんは。朝晩と寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて本日の一本はこちら

「澤佐酒造参宮初笑福しぼりたて新酒」です。こちらは先日三重県に行った際に直接蔵元で購入してきた一本です。

この参宮を醸している澤佐酒造は三重県名張市の夏見というところで寛政５年から酒造りを始められたそうです。購入に伺った際に対応してくれた大学生の息子さんがけっこうなイケメンさんでして「今後蔵を継ぐのかなぁ？」なんて考えたらちょっとワクワクしました。

この参宮は県内の酒屋さんで聞いたところ小規模な造りであまり県外には出ていないそうです。やはりこういった地酒はネットでポチるよりも蔵元や行った先で購入した方が楽しみですね。

では、さっそくいただきましょう。

香りはやや高めにバナナやメロンのような甘爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした飲み口から柔らかく濃蜜ながらクリアーな甘旨味。余韻はスッと軽やかな切れ味から程よい苦味でフェードアウト。おぉ～！こりゃ見事な味わいですね！洗双糖や素焚糖のようなミネラル感ある甘味とクリアーな旨味の膨らみが本当にいいですね！２～３杯程飲み進めると余韻に繊細かつ微少に爽やかな酸味もやや出てくるかな。いやしかし主体はやはり甘味を感じさせる味わい。こりゃどことなく陽乃鳥の片鱗さえも感じさせる印象を持たせてくれますね。

２日目になると、穏やかながらうっすらとミルキーなユアンス。口に含むと、ややトロリとした飲み口から濃蜜でクリアーに膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした苦味で程よくキレていきます。いやぁ２日目もパワフルながらもクリアーに飲み心地のある味わい。新酒らしいキュートな酸味もいいですね。