福島県 会津酒造 燧ヶ岳 雪室貯蔵 純米酒 ~酒の事は山に聞け~

みなさまこんばんは。お盆休みいかがお過ごしでしょうか。私は先週、ちょっと早めのお盆休みをとり福島県の南会津方面に行ってきました。

ちょっと前々から行ってみたかった尾瀬。今回は南会津檜枝岐村の御池ロッジに前泊して翌日燧ヶ岳にアタックしきました。

御池ロッジでは夕食は無いので基本持ち込みか売店での購入スタイル。この日は夕食持ち込みで売店で購入したビールと共に食事を済ませて22時頃に就寝。

翌朝4時半頃に起き、5時30分燧ヶ岳に向けてハイキング開始。

2時間ほどで山頂に到着と思いきや、こちらは俎嵓という山の山頂でした。

こちら尾瀬保護財団のHPによると

 燧ケ岳は、「燧ケ岳」とよばれる山頂はなく、5つの山頂がある連峰となっています。柴安と俎は、その中で最も標高の高い2つの山頂の名前で、新潟県側から見ると2つの山頂が並んで見えるため、双耳峰と呼ばれています。
燧ヶ岳双耳峰の東峰を俎と呼び、標高2、346mで故平野長蔵氏が明治22年に奉祠した石祠があり、檜枝岐本村に祭られている燧ヶ岳神社の奥の院となっています。遠くから眺めると、位置によっては俎状に見えるところからその名がついたと言われます。
双耳峰の西峰を柴安と言い、標高2,356mで燧ヶ岳五峰の最高峰です。柴安という名の起源は分かっていません。

とのことです。

なのでこの俎嵓から燧ヶ岳五峰の最高峰、柴安嵓へと向かいました。

山頂はとても良い景色に恵まれていましたね!先に着いていた方からは、ブロッケン現象も見えたとも話していました。山頂での景色を程ほどに堪能しそのまま見晴新道を下り、尾瀬小屋の方に下っていきましたが見晴新道は名前とは裏腹に眺望もないマッディーなトレイルの連続でまるで泥とガレた岩場の殿堂でした💦

そんな難所を下り終えたところにある尾瀬見晴地区。ここはまるでプチ上高地のような山岳リゾートを思わせるような心地良く爽やかな場所でした🎶

帰路は見晴地区から温泉小屋方面へ行き、裏燧橋を通り再び御池ロッジへ戻りました。とりま4~5時間くらいで帰ってこれるかな、なんて思っていましたが、結局トータルで6時間ほどかかってしまいました💧

さて、そんな尾瀬を満喫してきた翌週に頂いている一本がこちら

「燧ヶ岳 雪室熟成 純米酒」です。こちらは福島県の会津田島にある京屋酒店さんで購入してきました。せっかく燧ヶ岳に登るのならば!と思い購入した一本。こちらは会津高原たかつえスキー場の近くの雪室で寝かせた一本です。会津酒造のお酒はこのブログで初めてですかね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと香りは仄かにメロンのような甘爽やかさ。口に含むと、ややトロリとした口当たりから柔らかに膨らむ甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で、程よくキレていきます。一杯目から柔らかく滑らかな膨らみ具合ですね~。やや軽やかにクリアーな具合もありつつ旨味もしっかりと味あわせてくれます。余韻もスッと軽快な苦味で心地良いキレ具合ですね。2~3杯ほど飲み進めていくとだいぶこなれてきた感じ。余韻にかてけの酸味が優しく表出してきますね。

アテは棒たらの甘露煮と頂きます。

あぁ~こりゃ旨いね!棒たらの甘旨味にこの雪室熟成の燧ヶ岳が優しく柔らかに寄り添ってくれますね~。棒たらは甘露煮だけあって甘味が強いんですが、この強めの甘味をスッとナチュラルに包み込んでくれるような味わい。こりゃあ杯が進みますね!

2日目になると、香りは穏やかに極うっすらとメロンのような爽やかさも。口に含むと柔らかな口当たりからまろやかに溶け込むような甘旨味。余韻はスッキリとしたやや軽やかな苦味と共にキレていきます。初日よりもだいぶまろやかに、柔らかくなってきた印象。昨日よりもちょっと旨味のボディ感が和らいできた感じ。飴やスイカ、メロンのような甘味が軽やかでクリアーに広がっていく様相。グビグビと杯が進みますね!

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燧ヶ岳 雪室熟成 純米酒

原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)

精米歩合 : 60%

アルコール分 : 15%

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「酒の事は山に聞け」いい言葉ですね~。このセットは「道の駅きらら289」で見かけたのですが、まさに燧ヶ岳登山後にベストなお酒ですね。グッとくる辛さはなく、柔らかくクリアーな甘味と旨味をバランス良く感じさせてくれる柔和に優しさある味わい。旅の思い出と共に持ち帰り楽しみたいものです。

どうもごちそうさまでした。