滋賀県北島純米大吟醸酵母無添加生酛～静寂なる旨味は日を増して～

2024年10月16日

みなさまこんばんは。週の真ん中水曜日いかがお過ごしでしょうか。十月も半ばを過ぎ、朝晩はだいぶ涼しさを感じられるようになりました。

さて、そんな水曜日に頂いている一本がこちら

「北島酵母無添加生酛純米大吟醸無濾過火入原酒」です。こちらはほどほどに行く酒屋さんで購入してきました。あまり見かけないスペックの北島がリーチンに並べてあり、たまたまいたお店の社長に話を聞くと蔵元に行った際にこのお酒を試飲させてもらったところ、とても美味しかったので瓶詰めしてもらったものだそうです。まぁその酒屋さんのPB商品に近いような一本ですね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとスッと繊細に艶っぽいな蒸れたお米の香り。口に含むと柔らかな口当たりから艶やかにクリアーにて蕩けるような甘旨味。余韻はスッキリとした苦味でスッと心地良くキレていきます。いやぁ～こりゃ旨くないわけがないっすよね。グラス一杯目から艶やかなお米の旨味を感じさせ、生酛らしい強さを兼ね備えているかのよう。２～３杯飲み進めていくとクリアーにバランスの良さが、出てきますね！ややズッシリとした熟成感の旨味とクリアーさと生酛由来の酸味が絶妙にバランスをとっていますね。うーん、これはゆっくりじっくりと楽しみたくなる味わいですね。

真鯛のお刺身と頂きます。

うーん、いや～！新鮮な真鯛のプリプリとした旨味にこの北島！１年熟成の生酛だから真鯛のお刺身はどうなのかな？って思ったんですが、やはりそこは純大。お米の艶やかさと絶妙にマッチしますね～。豚しゃぶ、和牛のステーキ、色々な料理と合せてみたくなる味わいですね！

２日目になると香りは仄かに蒸れたお米にやや穀物っぽさ。口に含むと柔らかく繊細なタッチから滑らかに蕩けるような旨味。余韻はスッキリとした苦味がやや長めに続いていきます。いやぁ口の中でお米の旨味が蕩け出しますね。艶々とし甘美で奥行きがありつつも最後はスッとキレの良い苦辛さ。含み香りに生酛らしいミルキーな爽やかさも。いやぁ旨いっすね。

３日目は休肝日。

４日目になると香りはスッと甘美な心地よさ。口に含むとややトロリとした飲み口から、ツンと静まりかえった静寂さ。余韻はスッとしなやかに心地良い苦味で程よくキレていきます。いやぁこれはさすがですね～。まるで静寂の中に生まれてくる味わいのよう。重厚でなく軽やかでもなく静寂。この味わいはさすがですね。最後の方になると、ややキャッチーなミルキーな爽やかさも感じさせてくれます。