青森県 田酒 純米吟醸 干支ボトル 2025 ~味わい脱皮のごとく~
みなさまこんばんは。年末の12月30日いかがお過ごしでしょうか。早いもので明日で今年も終わりですね。年末はやはり買い出しに大掃除など色々と忙しなく追われるような日々ですね。
さて、そんな年末に頂いている一本がこちら
「田酒 New Year ボトル 2025 純米吟醸 生酒」です。相も変わらず毎年頂いている田酒の干支ラベルです。来年は巳年ということで今年は白基調にエメラルドグリーンな蛇が描かれていますが、まるで2つの大蛇が田酒を襲うような雰囲気ですね💦そしてこのエメラルドグリーンがロードバイクブランドのビアンキを思わせるのは私だけでしょうかね(笑)
さて、そんなラベルの考察を終えたところで昨年までのボトルを並べてみました。
こう並べて見てみると、今年の干支ボトルは「田酒」の文字が他よりも一番高いところにきてますね。
直近3年のボトルをピックアップしてみると
大きな変わりはないっすね。と、言いたいところですが、去年一昨年は可愛らしい干支が田酒ボトルを愛でいていますが、残念ながら今年は干支の蛇がとっくりと共にお猪口を加えている絵柄でしたね。
さて、そんな年末の風物詩でもある田酒の干支ボトル。新年は開けていませんが、今年も栓は開けてしまいます!
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すとスッと甘美なピーチやパインのような甘爽やかさ。口に含むと柔和な口当たりからフレッシュに繊細な甘旨酸味。余韻はスッと、やや軽快な苦酸味で程よくキレていきます。あぁ~今年はこんな感じなのね!ちょっとフック噛ましてきましたね!これ今年は酵母変えたのかなぁ?余韻にパインのような甘爽やかさを感じさせてくれます。
2~3杯程飲み進めていくと香りはフワリとパインぽさ。口に含むとスッと広がる甘旨酸味。余韻にちょこっと残る甘味からの苦酸味がやや長めに続きます。
アテはブリ、タイ、カンパチの白身魚のお刺身で頂きます。
うーん、こりゃどうかなぁ。カンパチあたりはなんとかイケるけど白身魚って感じじゃないね。むしろもっと脂の乗った中トロ~大トロあたりとかピッツアマルゲリータなんかいいんじゃないかな。
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田酒 New Year ボトル 2025 純米吟醸 生酒
アルコール分 : 16度
原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米)
原料米 :華想い100%使用
精米歩合 : 50%
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うーん、複雑な思いですね。まさか田酒がこんな味わいをだしてくるなんて。時代なんですかねぇ。この味わいをどう捉えるかかはほんと飲み手次第ですね。やはり花陽浴の美山錦や宮寒梅の美山錦あたりを連想させる感じなんですよねぇ。端々に田酒らしさは感じられるのですが、ちょっと今年の干支ボトルは異端。もちろん、このような味わいが好みな方もいるのは重々承知の上で西田酒造的にはチャレンジングな一本かと思うのですが、個人的はには流行終わった流行っぽさに寄せてきた感じでこれが田酒の新境地だったらちょっと残念だなぁ、というのが率直な印象ですね。
どうもごちそうさまでした。
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