福島県 玄宰 特別純米 生 ~艶やかに甘美に会津を醸す~
みなさまこんばんは。あけましておめでとうございます。早いものでもう年明けから4日が経ちましたね。まだまだ正月気分でいたいところですが明後日からはまた忙しい日々が始まりそうです。
そんなお正月休みの中、私は山梨県にある石割山に登ってきました。
石割山は久しぶりですね。以前登ったときは富士山に雲がかかっていてほとんど見えませんでしたが、今回は少し雲がかかっている程度で良い景色を見ることができました。神社への初詣も兼ねて良い山行になりました。
さて、そんな山行を楽しんできたお休みに頂いている一本がこちら
玄宰 特別純米 生 です。こちらは昨年末に多摩市の小山商店で買ってきたものです。昨年福島県の末廣酒造から新たにリリースされたブランドの玄宰。昨年SNSで知って気になっていたのですが、とにかく前評判はいいですね~。ちょっと期待の高まる一本。
では、さっそくいただきましょう。
香りは穏やか。極うっすらと爽やかな蒸れたお米のような立ち香。口に含むとややトロリとした口当たりから艶やかに広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦味でスッと滑らかにキレていきます。おぉ!これヤバいっすね!グラス一杯目から艶々としたお米の旨味がバランス良く滑らかに広がっていきますね!まさにウル艶。いやこんな大吟醸クラスでもないのにこの艶やかで甘美な旨味。余韻も強く引っかかるような苦味も無く穏やかながらのキレの良さ。含み香はどことなくバナナやメロンっぽさ。2~3杯ほど飲み進めていくと、余韻はややシャープに纏まっていく感じ。いやぁ旨味が強いっすね。生酒らしい旨味の強さを主張してきますね。その旨味の強さを余韻にかけてシャープかつ丁寧に運んでいく様相。これはちょと火入れも試してみたいもんですね。
ひらまさのお刺身と頂きます。
うーん!こりゃ旨いね!やや淡泊ながらも旨味の乗ったヒラマサのお刺身にこの玄宰がよく合いますね!中トロあたりとも美味しく頂けそうですね。うん。煮魚とか焼き魚なんかとも合いそうですね。
2日目になると香りは穏やか。やや極うっすらバナナやミルキーな立ち香。口に含むとややトロスッキリとした口当たりから柔らかく膨らむ旨味から、余韻にかけてあげてくる甘美な甘味。その甘味をスッと綺麗にやや軽快さもある苦味で心地良くキレていきます。いやぁ2日目も旨いっすね~。トロリとしたお米の艶やかさもありつつスッキリとバランスよく纏めてくる感じ。キレの辛さを丁寧かつクリアーに仕立て上げたかのよう。単体でもイケますがやはりこれは食中酒として楽しみたいですね。
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玄宰 特別純米 生
原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 : 福島県会津産米 夢の香100%使用
精米歩合 : 55%
アルコール分 : 15度
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江戸時代、会津の日本酒の磯を築いた家老田中玄宰(はるなか)公の名前を頂いた玄宰(げんさい)シリーズは、『会津を醸す』をコンセプトとしています。その中でも、本「玄宰 特別純米 生」は、定番酒である玄宰特別純米を加熱・濾過処理せず、搾りたてをそのまま瓶詰した限定酒です。
年始1発目から大満足な一本でしたね!ラベルもそうですがボトルから気品と存在感が溢れ出てますよね。そのボトルから醸し出される艶々とした甘美な味わい。酸味やガス感のあるジューシーで華やかなお酒が人気ですが、やはりこういった大吟醸ほど磨かなくとも艶々とした綺麗なお米の旨味を感じさせるウル艶芳醇系な味わいは今後トレンドになりそうですね。
どうもごちそうさまでした。
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