長野県 北光正宗 夏季限定 さわやか吟醸

2018年12月29日

みなさま今晩は。週の半ば水曜日いかがお過ごしだったでしょうか。

さて、今晩の一献は、長野県 角口酒造店の北光正宗 夏季限定 さわやか吟醸です。

まず、色つき具合ですが、黄金色とまではいきませんが、やや黄色がかってますね。これは付属のお知らせに記載してある通り一定期間熟成させたためですかね。

これは面白いことに製造年月が18年2月で蔵出し年月が18年5月なので、このように記載されているのですね。

では、さっそく頂きます。

香りはさほど強くなく、ほんのりわずかにお米の香りがします。口に含むととろりとした飲み口で弱い酸味を感じた後に若干の甘旨みを感じたかと思えば、スッと喉の奥に消えていきわずかな苦みを感じさせつつ消えていきます。

始めに感じた感覚が、「軽い!」この日本酒は精米歩合が59%なのですが、まるで精米歩合40%前後の大吟醸クラスの日本酒かと思わせる軽さ。しかしさほど吟醸香はなく、やはりそこは吟醸クラス。

旨いといえば、旨いが酒飲みには少々物足りない気もする。さわやか過ぎる感じもするので、比較的日本酒ビギナー向けのお酒なのかな、とも思う。

しか吟醸クラスでこれだけのスッキリと軽やか日本酒は一度飲んでみる価値はあろうかと思う。むしろ吟醸酒でアルコール添加されているから、この味わいなのでしょうか。

もし、このお酒に何かを食べ合わせるとしたら、淡泊な白身魚のお刺身で、ヒラメやマダイなどが合うのじゃないかなぁ、とも思う。(味覚は個人差があるのでなんとも言えませんが)

スペック

角口酒造店 北光正宗 夏季限定 さわやか吟醸

原材料名 米、米こうじ 醸造アルコール

精米歩合 59%

原料米 長野県産ひとごこち100%使用

アルコール分 14度

キャップにも堂々と厳寒仕込みと記載されていますね。

グイグイと飲み進めていくうちにほんのりとお米の甘旨みをはじめの頃より感じられるようになりました。ブログを書きながらあれこれ考察していたら、これは、もしかして「濾過」「割水」をし「瓶詰め後の一回火入れ」処理をおこなったためにこのような味わいになったのではないかと考え至りました。

最近は純米系の無濾過生原酒を中心に飲んでいたため、このような感覚に感じたのかもしれません。まだまだ勉強不足を痛感されられる一本でした。