福島県 会津男山 わ 純米酒 蔵明け うすにごり ~伸びしろ萬歳~

みなさまこんばんは。週末の土曜日いかがお過ごしでしょうか。私は早朝、山梨県の大菩薩嶺まで出かけたのですが麓の駐車場では小雨が降っており、なかなか止みそうもなかったので山行は中止して水汲みとお野菜などの買い物をししてきました。

さて、そんな山行に恵まれなかった日に頂く本日の一本はこちら

福島県  「男山酒造 会津男山 -わ- 純米酒 うすにごり生酒」です。こちらも先日いただいた、天宮を注文した福島市の越後屋さんから送っていただきました。

福島民友新聞によると

この冬から酒造りを再開させた会津美里町の蔵元男山酒造店の新酒が30日、約20年ぶりに発売される。新酒は味わった人々に和やかさをもたらしたいとの願いを込めて「会津男山純米酒―わ―」と名付けた。

男山酒造店は1865(慶応元)年創業。1998(平成10)年から製造を取りやめていたが、先代のおい小林靖さん(45)が代表社員となり、会津若松市の酒蔵などで腕を磨いた猪俣一徳さん(70)を杜氏(とうじ)に招いて、酒造りを再開させた。

販売される純米酒は、会津産の県オリジナル酒造好適米「夢の香」を使用。香り高く、甘みや酸味などのバランスが整った酒に仕上げた。3月中旬までは搾りたての爽やかさが楽しめる生酒として出荷するという。2月上旬には会津産「福乃香」で醸し出した純米大吟醸も販売する予定。小林さんは「さまざまな人の力で再生できた」と感謝した。

1.8リットル入り2840円(税抜き)、720ミリリットル入り1420円(同)。初出荷分は、会津地方の若手・中堅の酒販売経営者が集まる力水會加盟店舗で販売する。

とのことです。

遅ればせながら、男山酒造 では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとうっすらと香る柑橘っぽさやレモネードのよう口に含むとややトロリとした飲み口から滑らかにややぼんやりとした印象の甘旨味。余韻はスッキリとしたややキリッとした苦酸味で程よくキレていきます。1杯目だからかちょっと味わいがぼやけている感じかな、滑らかでトロリとしたエキス感は悪くないですね。あくまで、あくまで個人的にですが、この味わいならもう少し酸味やガス感を味わいたいかな。しかし余韻に甘いレモンのような香酸柑橘っぽさは魅力的ですね。2杯目~3杯目になるとややトロスッキリとした飲み口からフラットに広がる甘旨味を追いかけるように感じさせる爽やかでキュートでチャーミングな酸味。余韻はドライ過ぎず程よく爽やかにキレていきます。程よく乗った甘旨味に爽やかな切れ味。なかなか良い具合ですね。

2日目はお休み

3日目になると、どこととなく瑞々しい洋梨のような爽やかさ。口に含むとトロスッキリとした飲み口から、まるで角砂糖のような強ばった甘味と複雑味から余韻の苦渋味。まろやかさと、とげとげしさを組み合わせたかのような個性を主張させますね。含み香にどことなくグレフルっぽさも。

 

 

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合資会社 男山酒造 会津男山 -わ- 純米酒 うすにごり生酒

原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)

精米歩合 : 60%

原料米 : 会津夢の香100%使用

アルコール分 : 16%

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20年あまりを経て復活した男山酒造。ここ数年日本酒の復活蔵ブーム?の中けっこう地味な印象があった会津男山。あくまで個人的にですが、あともうちょと、伸びていけば今後に期待したいなと思わせる味わいでした。

どうもごちそうさまでした。