秋田県 新政 亜麻猫 2020BY ~より深くその魅力は増していき~

2021年6月11日

みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしでしょうか。本日は6月6日ですね。新政ファンならNo.6に限らず、何かしらのお酒を飲んでいるかな?と思います。

さて、そんな6月6日に頂いている一本はこちら

秋田県 新政酒造 亜麻猫 2020BY です。こちらはそこそこ行く酒屋さんで購入してきました。新政の亜麻猫は昨年の7月に飲んでいますね。昨年頂いたのは2019BYで今回は2020BYとなります。昨年の亜麻猫は凶暴さが増していましたが、今年はどうでしょうか。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと仄かに蜜やリンゴのような甘爽やかさ。口に含むとややトロリとした飲み口から爽やかで微弱な酸味に滑らかにバランス良く果実味ある甘旨味。余韻はスッキリと軽快な苦酸味で、ナチュラルにスッとキレていきます。これって木桶だっけ?あぁやっぱり木桶だ。余韻がどことなく木桶のウッディーさを感じさせます。爽やかな酸味から、ややまろやかな甘味を主体に感じさせ木桶らしいやや複雑味を感じさせつつ、後口に甘味のある柑橘っぽい爽やかさでフェードアウト。砂糖をまぶしたようなグレープフルーツかな?

しれっと亜麻猫 Spark 2019BYと合せて頂いていまますが、こりゃ面白いですね。スパークの方が香り高く、味わいはシュワッとドライでスッキリとまとまっていますね。

2日目はスパークをフルートボトルに亜麻猫をいつものグラスに変えて。

2日目になると、まさに爽やかな柑橘さ萬歳ですね。香りはオレンジピールのような甘爽やかさ。口に含むとややトロリとした飲み口から、微弱な酸味に爽やかかつ滑らかで奥行きのある甘旨味。余韻はスッキリとまろやかに樽の複雑味を爽やかに感じさせキレていきます。味わいが多面的かつ重層的で爽やかさのある飲みやすさだけでなく、貴醸酒っぽい甘味も感じさせ飽きさせませんね。スパークの方も変わらず、爽やかな柑橘系の香りにシュワシュワとした瓶内二次発酵具合で爽やかかつドライながら程よい甘旨味ですね。

こちらは亜麻猫 Spark 2019BY 裏ラベル

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秋田県 新政酒造 亜麻猫 2020 BY

特殊製法:白麹使用 高酸味酒

アルコール分:13度

原材料名:米(秋田県産)米麹(秋田県産米)

精米歩合:麹米60% 掛米60%

原材米名:あきた酒こまち100%使用(2020年収穫秋田県産)

原材米収穫年度 : 2020年

醸造年度 : 令和2酒造年度(2020-2021)

使用酵母:きょうかい6号酵

醗酵容器 : 木桶(20・21号)

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今回は裏ラベルにある通り姉妹版のスパークと一緒に楽しみましたが、いいですね。ややドライで爽やかなな甘旨味のスパークに、貴醸酒のような甘旨味と深味を兼ね備えた亜麻猫2020BY。昨年よりもより一層、魅力を増し洗練された味わいとなった亜麻猫。

どうもごちそうさまでした。