三重県 而今 純米大吟醸 白鶴錦 2019 ~而今初の白鶴錦~
みなさまこんばんは。週末の日曜日いかがお過ごしでしょうか。いやぁこの週末は暑かったですね。まるで夏を思わせるような暑さでした。私は本日珍しいお野菜を作っている農家さんへお邪魔し色々なお野菜のお話しを聞かせてもらっていました。そこでピクニックコーンという品種のトウモロコシを購入させていただき、先ほどまで生で食べていたのですが、これがまるで和梨のような瑞々しいジューシーさでしたね。
さて、そんな珍しいトウモロコシを食べた日に頂いている一本はこちら
而今 純米大吟醸 白鶴錦 2019です。こちらは昨年、木屋正酒造初が初めて白鶴錦で醸した一本となります。この白鶴錦はかの有名な白鶴酒造から譲り受けた酒米で、山田錦の母親の「山田穂」と父方の近縁種である「渡船2号」を交配させて誕生させたものだそうです。詳しくは「白造鶴酒」のHPへ。
ラベルはスカイブルーの鮮やかかつインパクトのあるラベルとなっていますね。こちらは今年も、販売され(昨年販売された朝日は今年はないようですね)偶然購入できたので、今年の白鶴錦と比べて見てみると
昨年のキャップはゴールドの金属でしたが、今年はゴムキャップに
表記の文字も木屋正から而今に変わっていますね。
裏ラベルを見ると
製造年月以外変わってなさそうですね。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すと、香りは穏やか。極々うっすらと葡萄やリンゴを思わせる香りを仄かに感じさせます。口に含むとトロリとした柔らかく滑らかな口当たりからまるで綿飴のような甘美な甘味にクリアーに透き通るような旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で心地よい酸味を絶妙に効かせつつ優しい甘さも残しつつ柔らかくキレていきます。いやぁこりゃ甘美ですね。口当たりにガツンと甘味を感じさせ滑らかで軽快な酸味でナチュラルにフェードアウト。自然と杯が進むのはもちろんのこと一口一口に味わいの魅力を感じさせます。2~3杯ほど飲み進めると、大きめな甘味も穏やかになり、より爽やかな酸味と滑らかさを感じさせます。
2日目になると香りは穏やかに酸味と米本来の玄米のようなニュアンス。口に含むとややトロリとした飲み口から滑らかにふくよかに蕩けるような甘味と米本来の旨味。余韻はスッキリとした軽快で爽やかな苦酸味でスッとキレていきます。昨日よりも余韻の苦味が少し強くなったものの、綿飴+リンゴのような甘美な甘味とスッとキレる余韻は健在。ずっしりとした甘味に優しく下支えするような酸味。やはり昨日のように一口一口の味わいの深みが本当に素晴らしいですね。余韻の若干の複雑味も嫌み無く魅力的でいいですね。
3日目になると香りはほんのりと爽やかな葡萄やリンゴ、ピーチのよう。口に含むとややトロリとした飲み口から丸くまろやかな甘味に滑らかな旨味、余韻はスッキリとした苦酸味でやや長めにキレきます。甘くまろやかな印象。その甘さがベタ付く訳でも無く軽い訳でもなく、深みのあるしっとりとした甘味のよう。そこに而今らしい酸味がうっすらと繊細に感じさせます。最後の方になるとこのしっとりとした甘味と繊細な酸味が混じり合い、滑らかに深みのある甘爽やかな味わいさを感じさせます。
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而今 純米大吟醸 白鶴錦
原材料名 : 米(国産)米麹(国産米)
原料米 : 白鶴錦(100%)
精米歩合 : 45%
アルコール分 : 15.5%
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而今 純米大吟醸 白鶴錦 2019 。およそ1年ほど寝かせたものですが、やはり旨いですね。而今では初の白鶴錦を使用して醸したお酒ですが、甘味の引き出し具合が魅力的ですね。開栓直後はまるで綿飴のような甘さでしたが、3日目になるとだいぶ落ち着いてきました。しかしここまで甘味を主張する而今は、なかなか無いかなとも思いました。甘くコク深い而今白鶴錦。これだったらまだ寝かせても楽しめる味わいかもしれませんね。
あ!そうそう、この週末はたまたまNABARIをタイミング良く購入できたので、こちらもそのうち飲んでみようと思います。
どうもごちそうさまでした。
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