佐賀県 東一 山田錦 純米 うすにごり ～このフレッシュな山田錦のバランス感～
みなさまこんばんは。三月半ばの木曜日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域ではまるで春のような暖かな気候でした。
先日行った静岡県の清水区の山の方で撮ってきた梅の花ですが綺麗に咲いていましたね。
さて、そんな春を思わせる陽気の日に頂いている一本がこちら
東一 山田錦 純米 うすにごり です。こちらは年１程度行く酒屋さんで購入してきました。東一は本当に久しぶりですね。記事を見返したら5年程前に飲んでいますね。久々の東一どんな味わいか楽しみです。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すとうっすら爽やかなウリのような香り。口に含むとややトロリとした飲み口からフレッシュな旨味膨らみ余韻はスッキリとした苦味でスッと程よくキレていきます。おぉ～グラス一杯目から良いっすね！フレッシュながらも丸みのある旨味の膨らみ加減がいいですね～。２～３杯程飲み進めていくと、香りはウリっぽさにややメロンのようなニュアンスも。口に含むとフレッシュな甘旨味がバランス良く広がり余韻はスッキリとした苦酸味。ん～何だろ？この心地良いフレッシュな旨味？余韻にかけてのミルキーなジューシーさ。こういった山田錦のうすにごりの旨味を出せるのはなかなか魅力的ですね。
アテはブリのお刺身と頂きます。
あ～、こりゃ旨んまいよね！やや淡泊ながらも脂味と厚みのあるブリの旨味になぞらえるような東一のうすにごり。どちらも負けず劣らずな力強さのある食べ合わせ感。互いの力強い旨味をハンドリングする舌感と感性を要するペアリングかと。
２日目になると穏やかに極うっすらとウリっぽさも。口に含むとややトロりとした口当たりからフレッシュかつ滑らかに広がる甘旨酸味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。いやぁ２日目でもフレッシュな旨味バランスいいですね～。最後の方になるとうすにごりの滓も絡んでか甘味と旨味が爽やかに膨らんできますね。
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東一 山田錦 純米酒 うすにごり
原材料名 : 米(国産)、米麹(国産米)
原料米 : 山田錦100%使用
精米歩合 : 64%
アルコール分 : 17度
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これ大きな声では言えませんが、日本酒フリークだったら抑えておきたい一本ですね。昨今流行のジューシーで華やかな味わいではないものの、このうすにごりのミルキーで穏やかにジューシーなバランスの良い味わいは魅力的。そしてこんな味わいの酒が税込み1500円以下というコストパフォーマンス。佐賀県は鍋島や光栄菊を筆頭にある意味ブランディングに成功したお酒に注目が集まりがちですが、この東一も十分なポテンシャルを持っている一本だと思います。そして多分ここの酒蔵は相当山田錦の扱いに秀いているものがあるんじゃないかな、としみじみと感じさせてくれました。
どうもごちそうさまでした。