山口県 多島海 1回火入れ原酒 ~美しい風景を思い浮かばせつつ~
みなさまこんばんは。5月1日木曜日いかがお過ごしだったでしょうか。早いもので4月も終わり5月に入りましたね。周りの木々も新緑まぶしい季節となってきましたね。
さて、そんな新緑まぶしい5月の初めに頂いている一本がこちら
多島海 1回火入れです。こちらはぼちぼち行く酒屋さんで購入してきました。店内を見て歩いていると見慣れないお酒がありちょっと面白そうだったので手に取ってみました。蔵元のHPによると地域商社やまぐちと中島屋酒造場の共同企画商品だそうです。
ブランドコンセプト
明治時代、瀬戸内海を訪れた諸外国の人々は、美しい海と島々が並ぶ風景を「東洋のエーゲ海」と称しました。そんな誰が見ても美しい風景と同じ様に、素晴らしい造り手とともに、誰が飲んでも美しいと想えるものを約束します。
これはどんな味わいか期待が高まりますね!
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すとスッとライムやマスカットのような爽やかさ。口に含むとややトロリとした飲み口から微弱にフレッシュな酸味に柔らかな甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で爽やかにキレていきます。香りを嗅いだ瞬間に懐かしい爽やかを感じさせ思わず笑みがこぼれてしまいました(笑)これほんとに原酒?というほど柔らかく滑らか。火入れながらも穏やかなレモンやライム、グレープフルーツっぽさを思わせる爽やかな酸味。これは面白い味わいですね~!フレッシュながらも奥行きにはブレない芯を感じさせるような味わい。
アテはカツオのお刺身と頂きます。
あ~こうなるのね~。カツオとの相性は悪くないっすね~。てかむしろいい感じですね!しかしどうしてもカツオを口に入れる前にこの香りが鼻についてしまいますね。
2日目になると、香りはやや穏やかな爽やかさのマスカットにグレフルっぽさ。口に含むと柔らかにフレッシュな口当たりからクリアーに滑らかな甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味でやや爽やかにキレていきます。お~!2日目もへたれずフレッシュで爽やかな味わいをキープしていますね。これは生酛造りなのかな?やはり柔らかな旨味の中にしっかりとした芯がある感じですね。
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多島海 一回火入れ
原材料名 : 米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合 : 非公開
アルコール分 : 14% (原酒)
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まぁ懐かしい香りでしたね。久々にこのマスカットの香りを嗅いだ感じです。ここ数年はこういった4MMP系のお酒はあんまり見受けなかったのですが、久しぶりに飲むと、けっこう懐かしい感じでしたね。味わい的にはどことなく小布施のソガに印象もあるかなぁ。酵母やお米の違いもあるのであくまで雰囲気的な面でね。しかしこのお酒間違いなく受けますね。香りの好みは出るかもしれませんが飲み心地は抜群。軽快さと酒質の強さを絶妙に醸し出したよう。無濾過生原酒の方は早々にSOLD OUTしたようなので、来年は生原酒の方も飲んでみたいものですね。
「誰が見ても美しい風景のようなお酒を目指します。」素晴らしいコンセプトですね。各飲み手の中にある美しい情景を思い浮かべながら飲ませてくれる一本です。
どうもごちそうさまでした。
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