群馬県 咲耶美 純米吟醸 直汲生原酒 14号酵母 H30BY ～某サイダーのようなジューシーさ～
みなさまこんばんは。令和が始まりもう少しで半月が経ちますね。仕事上でも「R１」との記載がちらほら目につくのですが、来年は日本酒のラベルも「R1BY」となるのでしょうかね？
さてそんな日本酒ラベルの動向が気になる今回の一本はこちら
咲耶美 純米吟醸 直汲生原酒 14号酵母 です。
このブログでは定期的に飲んでいる一銘柄です。
今回の咲耶美ラベルはなんともど派手なスプラトゥーン色。この時期らしい新緑をイメージしたのでしょうか。インパクトありますね。使用酵母は咲耶美初の14号酵母。きょうかい14号酵母といえば金沢酵母。蔵元の解説では香りの華やかさは18号→14号→9号とのことで味わいのボリュームは9号、今回の14号はいつまでも飲み続けられる味わいとのことです。今回も楽しみですね。
ではさっそくいただきましょう。
香りはやや穏やかなマスカットのような香り。口に含むと、ややトロスッキリとした飲み口から、フレッシュでジューシーでプチプチとした酸味のあるガス感と程よい甘旨みがジワーッと口の中に広がり、余韻に微弱な苦みでスッキリとキレます。
いやー、やはり咲耶美らしい飲み心地。蔵元の解説の通り、香りはそこまで強くなく、飲み心地もボディがそこまで強くなく、甘さもほどほどでそこに咲耶美らしいジューシーな酸味がバランスを整えますね。飲んでいるうちにキュウイやマスカットのような味わいの印象も感じられます。
フレッシュなガス感伴う酸味とスッキリとした甘旨味がまるで三〇矢サイダーを飲んでいるかのようにも思えます。(これ系好きな人は間違いなくハマりますね。)
２日目に飲んだ味わいでは２日目もジューシーな酸味はだれることなく味わえ、甘旨味にまろやかさと若干のコクがでてきて面白い味わいになりますね。最後の方はやや苦みが前にでる感じもありましたが、総じて最後まで美味しく頂けました。
もしこの日本酒と何か食べ合わせるか考えたところ、タコのカルパッチョや白身魚のお刺身なんかと食べ合わせたいかなと思いました。
***********************************************************************
咲耶美 純米吟醸 直汲生原酒 14号酵母 H30BY 仕込み11号
原材料名 米（国産）米麹（国産米）
原料米 美山錦
精米歩合 55%
アルコール分 16度
日本酒度 ±0
酸度 1.7
***********************************************************************
咲耶美の14号酵母、前回飲んだ荒走りほど香りや甘旨みは強くはないと思うのですが、これはこれで魅力的な一本かと思います。前回も咲耶美を飲み風の森をイメージしたのですが、やはり個人的には、こっちの味わいの方が好みかなと。もし今後咲耶美の純米吟醸クラスで山田錦や雄町なんかが味わえたら飲み比べしてみたいですね。
どうもごちそうさまでした。