埼玉県 花陽浴 純米大吟醸 山田錦 おりがらみ ~この味わいは堪能すべし~
みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。早いもので明日で2月が終わりますね。冬らしくない冬とコロナで振り回された感のある令和2年の2月だったと思いました。
さてそんな世間を振り回せていた2月の最後に頂く一本はこちら
「埼玉県 花陽浴 純米大吟醸 山田錦 おりがらみ 生酒」です。こちらはたまに行く酒屋さんで購入しました。この時期になるとたまに酒屋さんで見かけることがあったのですが、価格的にスルーしていたのですが、今年は「おりがらみ」がリリースされたこともあり購入しました。
「花陽浴 純米大吟醸 山田錦」 は4合瓶で3500円OVER。 一升瓶で7200円超えという価格です。なかなか手軽に購入できる価格ではないのですが、今回偶然購入できたおりがらみの一升瓶ゆっくりと味わいたいと思います。
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すと香りは華やかでスイートなパイナップルや蜂蜜のような甘さと酸味が入り交じるような香り。口に含むと程よくスッキリとした飲み口から微弱な酸味を感じさせつつ軽やかに広がる甘旨味とワンテンポおかせ感じさせる旨味から、余韻に軽やかな苦酸味で軽やかにスッキリとフェードアウト。いやーこれは飲むごとに唸らさせる一本ですね。フレッシュな酸味と甘旨い。余韻にトロ甘旨味。花陽浴×純大×山田錦の旨味や味わいを感じさせる一本ですね。
2日目になると、依然香りますね~華やかなパイン香。スッキリとした蜜のような香りがなんとも言えません。口に含むとスッキリとした飲み口からトロッとした甘旨味を程よく軽快に感じさせ、蜜のような甘さを喉の奥に残し、変にべた付くこともなくスッと消えていきます。他の日本酒より甘味をやや強く感じさせるもスッキリと凜とした味わいも感じさせます。一瞬「これ生酒だよな?」と花陽浴らしくない?バランスのよさに驚いたりもします。(明日以降はまだわかりませんけどね)いやー甘旨ですね。スイスイと飲めてしまいます。
3日目になっても、まだまだ香るパイン香。昨日よりも少しスッキリした香りになったかな。口に含むとトロスッキリとした飲み口からトロリとした芳醇な甘旨味。余韻に苦味を感じさせるバナナのような味わい。この芳醇な甘旨味がジューシーなトロピカルさを演出し、なんとも言えない味わいに。太く甘くジューシー。この太く甘くトロピカルなジューシーさと余韻のスッキリさを合わせながら、本日もスイスイと飲ませてくれます。
4日目になるとさすがに香りも穏やかになってうっすらと香るパイン香。口に含むとトロスッキリな飲み口から甘旨味ベースのスッキリ感。絶妙なバランスですね。若干酸味も感じられつつ、余韻に軽い苦酸味でフェードアウト。昨日の太めな甘さよりもシャープでスッキリな感じに寄せてきた印象。酸味が出てきたのかな。酸味が入り交じりよりスッキリ感を出しつつ、余韻も少し苦酸味が前に出てきた感じ。いやー、これもこれで飲ませてくれます。少し滓の部分が絡んでくるとまるでスッキリピーチのような味わいも。ピチピチスウィーティーでこれはたまらない味わいですね!
5日目 休肝日でお休み
6日目でもまだしっかり香るパイン香。口に含むとややトロリとした飲み口から程よく押さえられたような甘旨味から程よいコク。余韻はスッキリ軽やかな苦味で良いですね。6日目になるとだいぶ甘味が弱まりスッキリとした味わいになってきましたかね。しかし、しばし飲み進め下記写真のようににごりごろごろ滓がからむと
うーん!これはまさに「甘旨パイナポー!」香りは程よく爽やかなパイン香にスッキリとしつつも農醇な甘旨味にパイン香を含まさせたスッキリとした爽やかな辛さ。滓が絡むと一層花陽浴らしさが際立ちますね。
7日目もまだパインチックな香りが仄かに香ります。口に含むとトロリとした滓の甘旨味。余韻に軽快な苦辛さ。もう最後の1合程度なのですが、滓の濃厚な味わいがたまりません。スッキリ濃厚余韻にやや苦辛味。いやーこの滓クセになる味わいですね。できることなら、花陽浴の滓だけの「滓酒」なんてあったらたまらないでしょうね。
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埼玉県 南陽醸造 花陽浴 純米大吟醸 山田錦 おりがらみ
アルコール分 16度
原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)
精米歩合 40%
山田錦 100%使用
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南陽醸造の最高峰『「花陽浴 純米大吟醸 山田錦 40%」のおりがらみ』山田錦を40%磨き上げたスッキリとした味わいに花陽浴らしいフルーティーさ。この味わいはやはり他の花陽浴とは一線を画す味わいかと思いました。価格だけでみると、他の花陽浴の純吟クラスの2倍程しますが、他の花陽浴は飲めずとも、この純大の山田錦は飲めるのであったら飲みたいと思わせる味わいでした。この一週間ゆっくりと味わいの変化も楽しめ、とても満足のいく一本でした。
どうもごちそうさまでした。
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