埼玉県 花陽浴 純米吟醸 山田錦 ~3日目より本領発揮~

みなさまこんばんは。桜が満開の木曜日いかがお過ごしでしょうか。昨日は小池都知事による会見で週末の外出自粛の呼びかけがありました。せっかくのお花見シーズンなのですが、今年は仕方ないですかね。

さて、そんな外出自粛の花見シーズンにいただく本日の一本はこちら

埼玉県「南陽醸造 花陽浴 純米吟醸 無濾過生原酒 山田錦」 です。こちらはときどき行く酒屋さんで購入してきました。ラベルが赤やピンクで彩られ、まさにこの時期らしい柄ですね。そして年を追うごとに人気が高まる花陽浴。特約店単品での購入も至難となってきました。

さて、そんな花陽浴。今回は純吟 山田錦。こちらは昨年も頂いています。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと薄いパインや白桃、白イチゴの桃香のような香がほんのり爽やかに香ります。口に含むと、トロスッキリとした飲み口から蜜のような甘味がずっしり膨らみます。ずっしりと膨らんだかと思えば、やや舌にべたつきを残しつつ苦甘味や時に辛さを感じさせつつ切れ味良くスッキリとフェードアウト。

いやー濃ゆいですね。まるで白砂糖のような甘味がストレートに殴りかかってきます。その甘味故に余韻の苦辛さも印象的に残ります。昨年以上に甘く、荒々しく感じるのは気のせいでしょうね。

2日目になると香りは昨日よりもパインぽさが出てきたかな。爽やかな、やや酸味チックに。口に含むと、ん~、甘味よりも苦辛さが前面に出てきますね。まさに荒々しい味わい。2杯目は多少まろやかなも感じるも、トゲトゲしくも荒々しい辛さが出ていますね。

3日目になると、香りはだいぶ落ち着いてきた感じ。口に含むとややトロリとした飲み口から、まろやかな甘旨味含み香にピーチっぽさを思わせる感じ。余韻に程よくピリリとした苦辛さでキレていきます。あー3日目にしてようやく花陽浴の山田錦っぽさがでてきた感じ。このくらいの味わいだと悪くはないですね。最後の方になると薄く濁っているのでしょうかね、スッキリした中にトロンとした甘旨味。今年の純米大吟醸と比べると確かに山田錦純吟という味わいですね。

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埼玉県 南陽醸造 花陽浴 無濾過生原酒 純米吟醸 山田錦

アルコール分 16度

原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)

精米歩合 55% 山田錦100%使用

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いやー、今年の花陽浴 純吟 山田は荒々しかったです。4合瓶3日目にしてようやく落ち着いた感じでした。色々好みもあるかと思いますが、3日目にしてようやく花陽浴 山田錦らしさを感じられた気がします。

どうもごちそうさまでした。