佐賀県 光栄菊 SNOW CRESCENT ~オトナのグレープフルーツジュース~

みなさまこんばんは。この三連休いかがお過ごしだったでしょうか。やや風が強い感じもありましたが天気の良い連休でしたね。私は連休中天気もよかったので、群馬県にある妙義山にハイキングにいってきました。

妙義山中腹の大の字からは群馬の街並みを一望できるかのような絶景が広がっていました。やはり気ままなハイキングはいいですね。

さて、そんな三連休最後に頂いている一本はこちら

佐賀県 「光栄菊 SNOW CRESCENT スノウ・クレッセント」です。

この日本酒は初めて伺った地方の酒屋さんで購入しました。今SNSで話題の一本ですね。ちょいちょい前よりちょこちょこ見かけていたのですが、近所に取扱店がなかったのでさほど気にしていなかったのですが、初めて伺った地方の酒屋さんに行ったら偶然置いてあり、店主からの勧めもあり購入してみました。(これも何かの巡り会いですね)

お初銘柄なので詳しくは分からないのですが、この光栄菊は2006年に廃業した蔵元を買取りし、そのまま銘柄を引き継ぎ新会社を設立したそうですね。そこに愛知県の藤市酒造で24BYから杜氏として就任していた山本杜氏が立ち上げに参加し、今期から造りを始めたそうな。

熱烈なファンも多い一本。ではでは、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと爽やかな柑橘類のグレープフルーツのような香りがスッキリと香ります。口に含むとフレッシュな酸味からジューシーな甘旨味。余韻は軽やかにグレフル感を残しつつ軽やかにスッとキレていきます。爽やかでジューシーながら奥行きのある立体感ある味わい。これは細部まで丁寧に造れている感じ。無濾過生原酒でアルコール度数14度という軽やかさと奥行きある飲み心地。これは知らず知らずのうちに盃が進みますね。

いやー、これはまさに「大人のグレープフルーツジュース」

飲み進めていくとなんとなーくですが、新政の天蛙を酸味甘味を穏やかにさせたかのような味わいかな、とも思いました。

半分くらい飲み進めると滓が絡んでからか、グレフル感はやや落ち着きメロン+バナナ+パインのようなトロピカルな香りに。いやーこのお米のトロピカルな香り、好きな人はきっと好きですね。香りを嗅いでいるだけで満足しそう。味わいは酸味の中に甘旨味とコクも感じられるように。含み香もグレフル感からバナナやメロンチックに。これは止まりませんよ。人気が出る理由がなんとなくわかりました。

2日目になると、グレープフルーツからややレモンのような酸味のあるさっぱりとした果実香。口に含むとやや滓が絡んでかスッキリした口当たりからトロリとしたややライトながら濃醇な甘旨味から余韻にまさに少し甘いグレフルを食べた後のような味わい。苦味に奥行きを感じさせつつも、スッキリとキレていきます。ラストのうすにごりの部分はスッキリした中に滓の旨味が凝縮された味わい。この味わいは面白いですね。

もしこの日本酒に何か食べ合わせるとしたら何でしょう?食前~食中酒としてピチョスなどの軽めのアペリティフや白身魚のお刺身なんかはどうかな。

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光栄菊 SNOW CRESCENT  スノウ・クレッセント

無濾過生原酒

原材料名 米(国産)米麹(国産米)

アルコール分 14度

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光栄菊楽しませてもらいました。いやー、この味わいは人気がでるのも頷けます。新政や風の森のようにフレッシュな酸味を出しつつ、無濾過生原酒ながらアルコール度数14度という飲みやすい低アル設定。奥行きのある味わいはなんとなく而今らしさを思わせつつ爽やかなフルーツフレーバーは花陽浴がパイン系ならば、こちらはグレープフルーツかというように、近年人気の日本酒のトレンドをギュっと濃縮させたかのような一本。特に20代から30代あたりの旨い酒やトレンドに敏感な方々に飲んでもらいたい一本かと思いました。

どうもごちそうさまでした。