三重県 而今 東条&吉川 山田錦 飲み比べ ~産地違いを楽しんで~
みなさまこんばんは。週末の土曜日いかがお過ごしでしょうか。日中は天気も良く行楽日和だったかと思いますが、なかなか安易に外出しずらい環境下になりつつありますね。
さて本日はそんな状況ということもあり、自宅に眠っていたこの2本を飲もうと思います。
三重県 而今 純米吟醸 東条山田錦&吉川山田錦です。これらは昨年別々のお店で購入してきた一本となります。この二本に関しては正直
いつ開けよう?いつ飲もう?そしてきみらの飲みどきはいつなんだ?
と、非常に考えさせられていました。購入してすぐに開けるべきだったかとも思いつつも、価格とプレミア感に躊躇して開けられず、年末年始に開けようと思ったところに十四代、その他の銘酒が押し寄せてくることで開けられず…
そんな感じでおよそ半年overの而今 東条&吉川山田錦です。(半年以上自宅で寝かしていたので、味わいについては「ふーん、そんな感じか」程度でお願いします)
では、さっそくいただきましょう。
まずは、東条。香りはライチや白桃。やや甘めなニュアンスを感じさせつつふんわりと香ります。口に含むとトロっとした飲み口の中に微弱な酸味を感じさせつつ、とろけるような甘くもバランスの良い甘旨味。余韻に嫌みなのない微弱な苦味でスッときれていきます。トロッと甘旨ですね。
続いて吉川。香りはしっとりパイン。やや爽やかさを織り交ぜながらスッと香る。口に含むとややスッキリとした飲み口に微弱な酸味を感じさせつつ程よくスッキリとした甘旨味がバランス良く、広がり、余韻は軽い苦味でスッとキレて舌にじんわりと余韻を感じさせます。(ややリンゴっぽいような含み香りもあるかな)
初日はどちらもやや硬さを感じさせつつも東条の方が甘味を感じさせ、吉川の方がスッキリしている感じ。少し温度が上がると、東条の方が酸味が立ち、吉川の方が余韻の苦味がくっきりまとまる感じかな。
2日目になると東条は酸味がかったリンゴのような爽やかな香りに。口に含むとややトロッとした飲み口から昨日よりもまろやかに甘味が穏やかになり、程よく軽快に小気味よくまとまり、余韻も軽やかにスッとキレて行きます。吉川に比べると軽やかでサラリとしてますね。
続いて吉川。香りは昨日のようにしっとりとパイン。口に含むとややスッキリとした飲み口から程よいボディのある艶やかな甘旨味。余韻に心地よい辛さを感じさせていきます。東条と比べると、こちらの方が飲み応えがあり、食中酒向けかと。
2日目にはどちらも硬さがとれ、だいぶ穏やかになり酸味もなくなり、東条のバランス良い甘味と吉川の程よくボディのある旨味が明確に感じられるようになりました。
3日目になるとどちらも香りはうっすら吟醸香が香る程度。味わいは東条の方にやや旨味と余韻の辛さが出てきた感じ。吉川の方はやはりボディの芯がしっかりと感じられ崩れない感じ。余韻なんかは昨年飲んだ高砂のようにも感じますね。アテに本ムツのお刺身を頂いているのですが、やはり吉川の方が合いますね。
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原材料 米(国産)米麹(国産米)
原料米 兵庫県産 山田錦(100%)
成敗歩合 50%
アルコール分 16%
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いやー、こう2種類を飲んでいて同じ酒米でも産地によってこうも味わいが変わるなんて本当、面白いですね。とりあえず今後自宅で飲み比べできるか分からない2本を飲めて満足です。味わい的にはアテなしで楽しみめるのが東条、食中酒としていただきたいのが吉川かな。と感じました。
どうもごちそうさまでした。
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