長崎県 よこやまSilver7 純米吟醸生酒 ~今期2度目のよこやま生~

みなさまこんばんは。4月1日新年度いかがお過ごしでしょうか。日に日に新型コロナウイルスの深刻さが増していますね。感染拡大によるオーバーシュートと実経済の危機との狭間で非常に身動きが取りづらい状況です。いち酒飲みとして出来ることは近場や行きつけの酒屋さんで普段よりもちょっと多めにお酒を購入することでしょうかね。

さて、そんな混沌とした新年度にいただく一本がこちら。

長崎県 重家酒造 よこやまシルバー7 純米吟醸 生酒です。こちらは昨年11月にいただいたのですが、近くの酒屋さんで3月製造の生酒が販売しており、そろそろ生酒の出荷も少なくなる時期なのでせっかくなので購入しました。

この「よこやまシルバー7」前回飲んだときは甘味がやや強い印象だったのですが、今回はどうでしょうかね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとスッとした立ち香にややスパイシーな糖蜜や白桃、ややパインぽさも。口に含むとややトロリとした飲み口の中に微弱でフレッシュなプチプチとしたガス感から優しく柔らかく広がる甘い蜜のような甘旨味。余韻にオレンジのような柑橘類の含み香を感じさせつつ、微弱な苦酸味でサッとキレていきます。

今期2度目のよこやまシルバー7の生酒。相変わらずいいですね。少し重さを感じさせ甘めに寄っている感じが出ているのですが、その甘めな味わいの余韻は柑橘っぽくもあり新政の火乃鳥を彷彿とさせる味わい。個人的にはもう少しキュッとした感じが好みなのですが、やはり十分美味しいですね。もう少し飲み進めると甘味も程よくスッキリしつつも柑橘系の余韻を感じさせつつスッキリとキレていきます。

2日目になると香りはやや穏やかな中にライチやアセロラっぽさを感じるかな。口に含むとまろやかさと穏やかな酸味が入り交じり薄らとしつつも程よい甘味からの余韻に若干柑橘さを感じさせ、昨日よりもはっきりとした苦酸味でスッキリきれていきます。

2日目もいいですね。実は昨日お刺身でアジのタタキと合わせたのですが、どうもよこやまのフレッシュさとは合わなかったのですが、2日目の方が味わいが穏やかになった分、食中酒としていけそうですね。もし2日目に合わせるのでしたら、マダイやヒラメなどの淡泊なお刺身が食べたくなりました。(1日目はフレッシュで甘味酸味がはっきりしているので単体で楽しんでもいいかも)

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長崎県 重家酒造 よこやまSILVER 7 純米吟醸 生酒

原材料名 米(国産)米麹(国産米)使用米 山田錦100%

精米歩合 掛米55% 麹米50%

アルコール分 16度

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前回のよこやまのレビューをみると、甘い、甘い言ってますね(^_^;)今回3月出荷のよこやまなのですが、確かに1日目はやや甘さが誇張された感じもあったのですが、2日目になると、余韻の柑橘っぽさも相まってか、けっこうスッキリ爽やかにいただけました。

最近は4合瓶でも一本1700~1800円くらいの日本酒が散見されますが、このよこやまは税込みでも1600円台。このスペックでこの価格はかなり魅力的。もし酒屋さんで出会ったら買って損はないと思います。(甘め系が嫌いだったら止めた方が良いかも)

昨日YouTubeのホリエモンチャンネルを見ていたら地元の常連比率が高い飲食店は賑わっている、との話がありました。外飲みするひとはこんな状況でもそうやって地域の飲食店に足を運び、経済を回しているので、せめて家飲みする人は地域の酒屋さんで普段よりも少し良いお酒や余分に購入してもよい時期なのかな、なんて考えたりもします。コロナの脅威に日々警戒しつつも、個々人ができる範囲でどうやって経済的を回していくか、という意識も持つべきご時世なのかな、とも思いました。

どうもごちそうさまでした。