長野県 小布施ワイナリー ヌメロシス ドメーヌ イケダ&ミウラロット飲み比べ

みなさまこんばんは。週末の金曜日いかがお過ごしでしょうか。新型コロナウイルスに関して様々な動きがでていますね。東京都では飲食店の営業時間の短縮要請などで外飲みがかなり厳しい状況になっていますね。酒を楽しめる機会が減ることはとても残念ですが、致し方ないですかね。

さて、そんな週末金曜日に頂いているのはこちら。

小布施ワイナリー ソガ ペールエフィス サケ エロティック ヌメロシス ドメーヌイケダとドメーヌ ミウラです。ドメーヌイケダは以前購入してあった一本でドメーヌミウラは久々に伺った酒屋さんでお薦めされたので購入してきました。

今期は特にこの2本を飲み比べようとは思っていなかったのですが、たまたま偶然揃ってしまい、せっかくの外出自粛状況もあるので、ゆっくりと飲み比べたいと思います。

では、さっそくいただきましょう。

まずはミウラロットから。香りは乳酸混じりの柑橘っぽい爽やかな香り。口に含むとトロスッキリとした飲み口から微弱で爽やかな酸味から甘美で艶やかな甘旨味がバランス良く広がります。余韻に微弱な苦酸味を感じさせつつナチュラルにフェードアウト。

続いてイケダロット(こちらは今期2度目ですね)香りは爽やかなメロンと弱い柑橘類。口に含むとジューシーな酸味から甘美でバランスの良い甘旨味。余韻は爽やかな苦酸味でややピリリと感じさせつつフェードアウト。

イケダロットはミウラロットよりも酸味が強く、甘旨味をフレッシュでジューシーな酸味が覆い被さるような味わい。比べてミウラロットはイケダロットよりも酸味は弱くも、柑橘類っぽく爽やかで奥行きある味わいが印象的。この味わいは昨年頂いた「新政 タンジェリン」を彷彿させますね。

2日目になるとイケダロットはやや柑橘っぽい香り。口に含むと昨日よりも弱い酸味と程よくまろやかな甘旨味から余韻にやや印象的な辛味。対してミウラロットはほとんど香りがないですね。味わいは微弱な酸味に滑らかな甘旨味。余韻は程よい苦酸味でスッとキレていきます。やはりどことなく含み香に柑橘っぽさを感じます。大雑把にまとめるとイケダロットの方はまろやかに程よく膨らむボディのある味わいに対しミウラロットは甘美にスッキリとシャープで艶やかに繊細な印象。

1日目2日目と飲み比べましたが、これはかなり違いが感じられますね。

いやー、畑違いでこうも違うとは唯々驚かされます。個人的な好みとしては初日はイケダロット、2日目はミウラロットですかね。どちらも単体でグイグイ飲めてしまう味わいなのですが、敢えて食中酒とするならミウラロット。2日目のイケダロットもありかなとも思います。というか、このクラスの味わいになると変なアテは入れず純粋にこのSakeだけを楽しむのもいいかもしれません。

ドメーヌ三浦ロットの裏ラベルに記載されている「ほぼ毎日畑作業」の文言がどれだけ、その原点となる農作物と日々向き合うことの重みを意味してるかと思うと、より深くSakeを味わい、そしてより楽しむことを考えさせられます。

どうもごちそうさまでした。