秋田県 新政 No.6 S-Type 2019 ~昨年との違いとやはり魅力的な味わい~

2020年6月2日

みなさまこんばんは。5月最後の週末土曜日いかがお過ごしでしょうか。ようやく緊急事態宣言も解除され、首都圏に住まう方々は比較的思うがまま出歩いた方もいるのではないでしょうか。(私は残念ながら仕事が入っており、あまり自由には動けませんでした。泣💦)

さて、そんな緊急事態宣言が解除された月末にいただく一本はこちら。

秋田県 新政酒造 No.6 S-type 2019です。これはときどき行く酒屋さんで購入してきました。新政のNo.6はこのブログでは初登場ですね。No.6に関しては年に何度か飲んでいたのですが、どうもブログに載せる気が無く乗せていませんでした。(なんていうか特にブログであえて載せなくてもいいかな、って思って載せなかったのですが、今回は昨年とちょっと変更点があったので載せてみました。)

まずラベル上部には特約店の名前が記載されていました。(購入店名は三密ならぬヒ・ミ・ツ♪)

首飾りには品質保証期限として厳密に7月末までとなっていますね。

出荷年月が今年の4月なのでおよそ3ヶ月以内にお飲み下さいってことですかね。

裏側には飲み方から酒器や保管状況まで厳密に注意書きが記載されております。

んで、ここにたまたま!?偶然にも!?昨年呑んだ2018年のS-typeがあったのでボトルの見比べ。

今年のボトルの方がトっぽくよりスリムに細マッチョになっていますね。

裏表記では、生酒の横に常時要冷蔵となり、扁平精米に変えたことにより、掛米と麹米の精米歩合を記載するようになりましたね。

ボトルの裏も今年はへこんでいますね。(若干わかりにくくて申し訳ありません…)

そんな昨年のS-typeとの違いをざっと見比べたところで、今年の「新政 NO.6 S-type」さっそくいただきましょう!

 

…とその前に大事なことが。

 

もはやお気づきの方はおわかりでしょうが、

昨年までのS-typeは750ml詰めに対し今年は内容量が720mlとなりましたね。でもちょっと昨年の投稿を見返すと昨年の新政元旦しぼりのボトルも内容量は720mlでしたね。

さてそんな些末な違いを確認したところで、さっそく今年の新政 No.6 S-typeいただきましょう。

グラスを回すとスッとパイン混じりの柑橘ぽいフレーバーが爽やかに香ります。新政らしい少し乳酸っぽい香りも。口に含むとトロスッキリとした飲み口からとろけるような甘美な甘旨味から爽やかでフレッシュな酸味が入り交じり、余韻にスッキリと軽やかに微弱な苦酸味でフェードアウト。抜け香りはパインややピーチっぽさも。

うーん、スッキリ爽やかですね。トロピカルリッチな味わい。ちょっと飲むとジューシーな味わいにも感じられるも、クリアーで洗練された味わいの中に甘美で濃縮された旨味が秘められ、それらが瞬時に軽やかに消え去りスッキリキレ良くいつの間にか溶けていきます。数分グラスに入れたまま置いておき温度が上がると味わいに膨らみが出て、余韻の苦酸味もくっきりとしてきますね。

2日目になると香りはやや甘めなミルキーで乳酸チックな香り。口に含むとスッキリ軽やかな口当たりから軽快で爽やかな甘旨味。余韻に柑橘系の爽やかな含み香を感じさせつつ、軽微にスッキリとキレていきます。

いやぁー2日目もいいですね!1日目よりもフレッシュな酸味は穏やかになったものの、クリアーで透き通るような味わいはより洗練され、飲むたびに深みが増していきながら余韻の柑橘系の爽やかさも相まって、心地よいフィニッシュへと導いてくれます。

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秋田県 新政酒造 No.6 S-type

アルコール分:14度(原酒)

原材料名:米(秋田県産)米麹(秋田県産米)

精米歩合:麹米55%掛米55%(扁平精米)

原料米名:酒造好適米100%使用(2019年秋田県収穫)

使用酵母:きょうかい6号

醸造年度:令和1酒造年度(2019-2020)

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いやぁ、これだけ造りから購入者への管理状況までこだわっていると、さすがに旨いとしか言えませんね。

なかなか家呑みは難しい一本かと思いますが、タイミング良く呑むことが出来たら、是非とも味わってみてもらいたい一本かな、と思いました。

どうもごちそうさまでした。