奈良県 みむろ杉 純米吟醸 雄町 ひやおろし~初日を楽しんでみては~

みなさまこんばんは。連休最終日いかがお過ごしでしょうか。シルバーウィークもあっという間に終わってしまいましたね。コロナの反動か連日の高速道路の渋滞は凄かったですね。

さて、そんな連休最終日に頂いている一本はこちら

奈良県 みむろ杉 純米吟醸 雄町 ひやおろしです。

みむろ杉は今年4月にこの雄町の生酒を頂きました。今回はひやおろしです。正直みむろ杉に関してはどれを飲んでも一定以上旨いのがデフォかな、といった印象があり、特段このブログで取り上げなくてもいいのかな、なんて思ったりもいますが、前回生酒を飲んだので今回は火入れのひやおろしを頂きます。

グラスを回すと香りは甘爽やかなメロンのよう。口に含むとトロスッキリとした飲み口から、旨味の乗ったまろやかさとクリアーさを感じさせるような甘旨酸味。ジューシーな味わいの中に艶やかさも感じられ、余韻はスッキリと爽やかにささメロンのような甘さを感じさせつつ軽快な苦酸味でキレていきます。雄町の旨味が艶やかに感じられますね。2杯目以降になると、香りはややインキっぽさを感じさせつつも爽やかなメロンリンゴのような印象。口に含むと、トロスッキリとした、爽やかな飲み口に爽やかかつクリアーで甘美な甘旨味が乗りつつ、余韻はスッキリ爽やかなメロンリンゴのような甘爽やかな印象でキレていきます。トロ蜜さと爽やかで軽快なクリアーさがクロスオーバーしますね。うーん、これはスッキリとしたクリアーなジューシーさ。メロンのような甘酸味を感じさせます。リッチ&ジューシー。

2日目になると香りは甘爽やかなメロンにやや蒸れたバナナっぽさも。口に含むとややトロリとした飲み口からスッとじんわり広がる甘旨酸味。余韻は程よい苦酸味がややドライに長く続きます。いやーまろやかさが増しよりバランスの良さが際立ちますね。若干、酸味が立つ感じもあるかな。意外に力強い面もあったりするかなぁ。コクや奥行き感も出てきて飲み飽きしない感じはいいですね。味わい的には2日目よりも初日の方が好みですかね。

もしこの日本酒と何か食べ合わせるかとしたら、脂の乗ったブリやトロ、豚しゃぶやブルーチーズなんか合いそう。あと、二八か十割の田舎蕎麦とも合わせたくなりました。

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みむろ杉 純米吟醸 雄町 ひやおろし

原材料名 : 米(国産)米麹(国産米)

原料米 : 雄町 100%

精米歩合 : 60%

アルコール分 : 15度

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昨晩久々に飲みに出て歩いたのですが、やはり居心地って大事だなぁ、としみじみと感じました。どんなに外見がオシャレで小洒落たアペリティフを出すお店よりも、どんなに外見が悪かろうと、その土地で細々と地道に謙虚に営業している居酒屋さんの方が落ち着いて飲み食いすることができました。こう感じたのは私が単純に年を取ったためなのか、それとも客商売の初心者とベテランの差なのかわかりませんが、長年その場所で細々と経営してきて染みついたお店独自の雰囲気はやはり魅力的です。

どうもごちそうさまでした。