福島県 飛露喜 特別純米 無ろ過生原酒 ~ゆっくりと変化を楽しんで~

みなさまこんばんは。年明けから5日経ちましたがいかがお過ごしでしょうか。2021年の仕事始めが昨日、今日だった方も多いのではないでしょうか。

さて本日の一本はこちら

福島県 飛露喜 特別純米 無ろ過生原酒 です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。飛露喜は昨年の8月に地元向け銘柄の泉川を頂いていますね。飛露喜の生酒の家飲みは初ですね。

言わずもがな日本酒飲みなら知らぬこともない「飛露喜」。今回はその飛露喜の特純生原酒 一升瓶をゆっくりと飲んで見たいと思います。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとスッキリと爽やかな乳酸チックな香り。口に含むとややトロスッキリとした飲み口から滑らかかつクリアーで程よく広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦辛味でスルリとキレていきます。お!さすが飛露喜の無ろ過生原酒だけあって飲み応えがありますね。この薄っぺらくない当たりの強さと舌触りの良い滑らかさと余韻のサッとしたキレとのバランスがいいですね。あえて言うのなら若干余韻に硬さを感じるかなぁ。しかし初日から飲ませてくれるポテンシャルはさすが飛露喜の生酒。〆鯖と合わせていますが、良い感じです。

2日目になると香りは爽やかな吟醸香。ややメロンや青リンゴのようなニュアンスも。口に含むとトロスッキリとした飲み口からまろやかな甘旨味が滑らかに広がります。余韻はスッキリとした苦辛さでキレていきます。2日になると昨日よりはややまろやかになったもののどっしりとした味わいの中に滑らかさとクリアーさも兼ね備え余韻はソフトドライに。本日はマグロのトロぶつと合わせていますが当たり負けしませんね。

3日目になると香りはやや穏やかに少し甘さを感じる程度。口に含むとややトロリとした飲み口からパウダリーで滑らかな甘旨味。クリアーと程よい瑞々しさ。余韻はスッキリと短めな苦辛味でキレていきます。3日目いいですね。昨日とは明らかにテイストが変わりましたね。昨日のどっしりとした感じが少し酸味がでてきたせいか、クリアーな瑞々しさを感じさせるようになりスッキリと爽やかにスイスイと盃を進ませてくれます。

4日目お休み

5日目になると香りはメロンやマスカットのような瑞々しく爽やかな香りに。口に含むとトロスッキリとした飲み口から瑞々しく軽快ながらも程よい甘旨味。余韻は軽やかな苦辛さで短く、スッとキレていきます。クリアーで瑞々しい味わいの中にも心地良い甘旨味がより一層バランスの良さを引き出します。ジューシーというほど酸味があるわけでなく、やはり無ろ過生原酒らしい甘旨味をしっかりと感じさせます。

6日目になるとやや乳酸チックにミルキーな爽やかさ。口に含むとトロスッキリとした飲み口からスッキリと軽快に広がる甘旨味。余韻に程よい苦酸味で、やや短めにスッキリとキレていきます。全体的にスッキリとした爽やかでまろやかな印象。余韻の苦酸味がやや強く感じられる場面もあるも嫌み無く頂けます。だいぶ味わいが落ち着いてきた感じですかね。含み香りもミルキーで爽やかですね。

7日目休肝日

8日目になると香りは爽やかな乳酸チック。口に含むとややトロスッキリとした飲み口から、爽やかな酸味に軽快で程よいのりの甘旨味。余韻はスッキリと軽やかかつやや短めにキレていきます。甘旨酸味と乳酸チックな味わいが一体となり深い旨味と爽やかな酸味が心地よく、青リンゴっぽいニュアンスで口腔内を転がり落ちて行きます。温度が上がるとより爽やかで軽快にイケますね。

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飛露喜 特別純米 無ろ過生原酒

アルコール分 : 17度

原材料名 : 米、米麹   原料米は全て国産

精米歩合 : 55%

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飛露喜 特別純米 無ろ過生原酒。2日ほど飲まない日がありましたが、やはりいいですね。日々、ゆっくりと飲み続けていく内に、日に日に味わいが柔和に変化していく過程を楽しめました。(個人的には5日目あたりと8日目あたりの味わいが好みですね)

さすが飛露喜of飛露喜。何気に飛露喜の生酒を自宅でゆっくりと頂ける機会は少ないので、今回は改めて稀少な体験をさせていただきました。

どうもごちそうさまでした。