北海道 三千櫻 純米 さくらにごり ~愛山桜8%~
みなさんこんばんは。3月最後の日いかがお過ごしだったでしょうか。今日で2020年度も終わり明日から新年度ですね。私の住む地域では桜もちょうど満開から葉桜に変わりつつ、桜並木の通りでは桜吹雪が舞っていました。
さて、そんな散りゆく桜を感じた日にいただく一本はこちら
三千櫻 純米さくらにごりです。こちらは先日開栓した純米酒と同じ酒屋さんで購入してきました。タイミング良く三本しか残っていなかった一本を購入させていただきました。
三千櫻に関しては先日の記事の通り、心機一転岐阜から北海道へ移り新たに酒造りを始めた蔵です。今回はその三千櫻の季節限定酒の「さくらにごり」です。なんでも移転先の北海道ではかなりの人気で入手困難になりつつあるとか。
外見のラベルはまるで20代女子をターゲットにしたかのような、柔らかくてまるくキューティーでポップな桜ラベルですね。
上部キャップには、このような注意書きが
裏にも
開栓注意の文字と「DO NOT CARNIVAL!」の文字が(笑)
では、さっそくいただきましょう。
とキャップを開けると
「シュワシュワシュワ!」
と勢いよくたまりに溜まったSakeパワーがキャップを飛ばしにかかります。
シュポンッシュポンッと繰り替えしキャップを開け閉めすること5分以上。ようやくガス圧が収まりました。(ちょっとでも気を抜くとあふれ出す勢いなので、ラベルの通り開栓注意です。)
では、さっそくいただきましょう。
グラスを回すと香りはシルキーで甘爽やかな桃のような香り。口に含むと、シュワッとした微発泡感に包まれた心地よい甘旨酸味。余韻はスッキリとした爽やかな微弱な苦酸味でフェードアウト。いや、これはちょっと凄い味わいですね。まるで炭酸ピーチリキュールのよう。いや、大人のカルピスソーダかな。2~3杯飲み進めると香りは蒸したお米のように味わいの中に愛山らしい片鱗も感じさせます。あ~旨いっすね。にごりの部分が混じってくるとより甘旨味が感じられつつも、爽やかな微発泡感は衰えず、爽やかにバランス良く頂けます。
2日目は甘爽やかなお米の香り。口に含むとややトロリとした飲み口にプチプチとした微発泡感。にごりの旨味と微発泡感が相まってなんとも言えません。そしてやはりこれは愛山。この愛山の旨味とこのシルキーさと爽やかな微発泡感が一体となって非常に魅力ある味わいとなります。
***********************************************************************
北海道 三千櫻 純米 さくらにごり
アルコール分 : 8%
原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合 : 麹米 愛山 40% 掛米 60%
原料米 : 愛山 100%使用
***********************************************************************
何、この炭酸の強さ(笑)もう笑うしかないですね。シュワシュワの愛山の旨さ。前回の三千櫻は、コスパ的に反則でしたが、こちらはスペック的にというか日本酒的に反則な一本。愛山米の生原酒でアルコール分8%の瓶内二次発酵。生原酒でアルコール分8%って本当に日本酒かよ!と突っ込みを入れざるを得ないスペック。さすが愛山の魔術師です。新境地でもその魅力は増すばかりです。
どうもごちそうさまでした。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません