山口県 五橋 GO TO DRINK GOKYO ~このご時世を鑑みて~

みなさまこんばんは。11/3文化の日いかがお過ごしでしょうか。私の住む地域では午前中少しだけ日が差しましたが、午後になるとやや雲が出てきました。1日快晴の文化の日とはなりませんでしたね。

さて、本日頂いている一本はこちら

山口県 五橋 GO TO DRINK GOKYO です。こちらは数年ぶりに行く酒屋さんで購入してきました。自宅からさほど遠くはないところにある酒屋さんですが、日中時間があったので、ちょこっと立ち寄り店主のオヤジさんと話をしていて購入する流れになった一本です。

山口県の日本酒はちょこちょこ飲んでいるのですが、このブログで五橋は初めてですね。今回頂く「五橋 GO TO DRINK GOKYO」は、蔵元のタンク中に例年よりも多くのお酒が残っている状況のため、今年のお酒が仕込めないという切迫した状況の中で、純米吟醸をベースとした純米大吟醸をブレンドされて醸された一本です。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すとほんのりと白桃やメロンのようなやや甘い緩やかな香り。口に含むとトロスッキリとした飲み口からスッキリとバランス良く広がる甘旨味。余韻はやや軽快な苦酸味にピリリとした感じが程よく続きます。奥行きや立体感などはさほど感じられませんが、程よいボディ感が飲み心地を感じさせてくれます。2~3杯ほど飲み進めていくと甘味よりもスッキリとした旨味やバランスの良さがでてきますね。余韻にやや古風な乳酸チックな味わいも。

この日本酒に何か食べ合わせるとしたら、ノドグロやスズキのお刺身、鶏の砂肝なんてどうでしょうか。ちょっと温度を上げて温燗などでおでんやホッケなどはどうでしょうか。

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山口県 五橋 GO TO DRINK GOKYO

原材料名 : 米(山口県産)米こうじ(山口県産)

アルコール分 : 15度

精米歩合 : 60%

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スッキリとバランスのよい味わいの中に程よく膨らむ甘旨味。味わい的には大きく目立った部分はあまりないもの、やはりこのお酒で特筆すべきはこのコストパフォーマンス。個人的にはあまり、このコスパという表現が好きではないのですが、純米大吟醸をブレンドした4合瓶で税抜き1000円という価格は、飲まざるを得ない価格かなと。そういえば今年同じ山口県の澄川酒造場が出した醸道一途の純米吟醸も4合瓶で990円という破格のお酒をリリースしていましたね。

いやぁ、まさか新米入荷の時期になってタンクが空いてないなんて相当な状況ですね。今年に関しては減産はさけられない状況で、このように酒余りの現状が鑑みられるとより一層厳しさを増してきているようにも感じられますね。そんな中、同県の「獺祭」はサザビーズオークションに出品したり、新商品の生酛をリリースする予定だったりと、「とにかく出来ることは何でも!」といった感じを受けるのは私だけでしょうかね。

どうもごちそうさまでした。