北海道 えぞ乃熊 純米吟醸 中取り生酒 R2BY ~凝縮感溢れる一本~

みなさまこんばんは。週の半ば水曜日いかがお過ごしでしょうか。今月も残すところ後、一週間となりましたね。そしてオリンピック開催まで一ヶ月を切りましたね。個人的にはまったく実感なく開催の機運さえも感じられないのですが、どうなるのでしょうかね。

さて、そんな水曜日に頂いている本日の一本はこちら

「えぞ乃熊 純米吟醸 中取り生酒 R2BY」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。北海道の日本酒と言えばここ最近、上川大雪や三千櫻と新設蔵が日本酒フリークでは話題ですが、こちらは国士無双で有名な北海道の高砂酒造が醸す限定の生酒です。国士無双自体飲んだ事はないのですが、この日本酒のラベルを見た瞬間、「あ、これ飲まなきゃヤられるな」という思いに駆られました。

ラベルをぱっと見、かわいらしいシロクマが描かれているかと思いきや、よく見ると

このシロクマ氏の鋭い眼光は「え?お前、俺飲んだ事あんの?てかまだ飲んですらねーの?」と、言わんばかりのイカついオーラを密かに醸し出すしています。

では、そんなシロクマ氏と対峙しつつ、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと爽やかな青リンゴのようなニュアンスにうっすらとパインぽさも。口に含むと、ややトロリとした飲み口からやや力強さを感じさせる甘旨味。余韻はスッキリとした苦辛味でやや長めにキレていきます。芳醇で滑らかに力強さを感じさせる味わい。含み香の爽やかさもほどほどに。2~3杯飲み進めると、香りは青リンゴ、ウリ、青いメロンのよう。口に含むとややトロリとした飲み口からスッと滑らかにクリアーさを伴いつつも嫌みの無い広がりにじんわりとやや長めに程よい苦辛味でキレていく余韻。いや、これなかなかいいですね。不思議と飲み疲れせず、キレも良く単体でもスイスイと飲ませてくれます。ブリやサーモンなんかのお刺身と頂いているのですが、食中酒としてもいろいろな料理と合わせられそうですね。

2日目になると、やや蜜のような甘さを感じさせる香りから口に含むとややトロリとした飲み口から滑らかにかつスッキリと凝縮感のある甘旨味をスッと軽快にややドライな苦辛味を感じさせキレていきます。いやぁ、この甘旨味の凝縮感にキレの良さ。まさに、こうギュッとお米の旨味を濃縮還元させ詰め込まれたかのよう味わいで、食中酒としても脂の乗った刺身や牛肉、ラム肉でもイケそうな感じですね。

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北海道 えぞ乃熊 純米吟醸 中取り生酒 R2BY

原材料名 : 米(国産)、米こうじ(国産米)

原料米 : 北海道産酒米「きたしずく」100%使用

アルコール分 : 16度以上17度未満

日本酒度 : -3

精米歩合 : 55%

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初めていただいた「えぞ乃熊」楽しませてもらいました。滑らかでキレの良い芳醇旨口な味わいにゆっくりと杯を傾け飲んでいると、どことなく北海道の海鮮料理やマトンやラムなどのジンギスカン料理などと合わせたくなりました。

どうもごちそうさまでした。