新潟県 峰乃白梅 純米大吟醸 三蕾 ~若手三人衆が醸す一本~

みなさまこんばんは。週の真ん中水曜日いかがお過ごしでしょうか。今月も残すところ後一週間ですね。まだまだ暑い日が続き、夏の暑さの疲れが出てくる頃ですね。仕事終わりにジョギングなどしても結構な汗をかくので、最近はサプリメントで亜鉛などを意識して摂ったりもします。

さて本日の一本はこちら

新潟県「峰乃白梅 純米大吟醸 三蕾」です。こちらは時々行く酒屋さんで購入してきました。手に取って見てみると、スペックは純米大吟醸で使用米は山酒4号、価格は1650円と興味を引かれ、即購入。

こちらのお酒は蔵元の若手三名が井島杜氏に挑戦する【下剋上シリーズ】として1シーズンに1本だけ仕込む純米大吟醸だそう。使用酒米は別名「玉苗」という山田錦と金紋錦の交配種酒造好適米の品種のひとつとなる山酒4号。この酒米、実はあの龍の落とし子や酒未来の親としている酒米。(ちなみに龍の落とし子は山酒4号と美山錦の交配で酒未来も山酒4号と美山錦の交配だそうで)

純米大吟醸規格に魅力的な使用酒米とこの価格なら飲まない訳にはいきませんね。

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと仄かにメロンやバナナのような香り。口に含むとトロスッキリとした飲み口から、やや堅めなニュアンスを伴う甘旨味。余韻はスッキリとしたやや誇張されたかかのような若干甘味を伴う苦味で程よくキレていきます。あ~悪くない甘味、旨味ですね。あまり酸味が効いてない分ストレートに甘旨味を感じさせます。2~3杯程飲み進めると、どことなく甘味主体ながらクリアーな飲み心地ちに微弱な酸味もでてきた感じかな。。

2日目になると、香りはスッと程よく爽やかな葡萄やマスカットのよう。口に含むとややトロっとした飲み口から柔らかく程よく滑らかに広がる甘旨味。余韻はスッキリとした苦酸味で程よくキレていきます。少しまだ堅めなニュアンスが残る感じで余韻にどことなく垢抜けない青苦さもあるかな。全体的にはバランス良く滑らかに頂けますが個人的にはもう少し余韻に酸味を感じられた方が好みかな。

 

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峰乃白梅 純米大吟醸 三蕾

アルコール分 : 15度

原材料名 : 米(国産)米こうじ(国産米)

精米歩合 : 50%

原料米 : 山形県産山酒4号 100%使用

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いやぁ、青々しくも若々しさをひしひしと感じさせる一本でした。とにかく旨い酒を造ろうと暗中模索し試行錯誤している様が覗えます。この「三蕾」というネーミングもいいですね。未来に向けて三つの蕾が峰乃白梅の華となるように醸した挑戦酒。酒造メーカーにとって、かなり厳しい時代でしょうが、これからももっと経験を積み、時代に流されない確固たる酒を期待したいですね。

どうもごちそうさまでした。