三重県 而今 純米吟醸 愛山火入 2018BY 

みなさまこんばんは。2019年最後の日曜日いかがお過ごしでしょうか。今年も残すところあと、2日となりました。年末の買い出しや家のお掃除、はたまた遠くへ旅行に行かれている方などそれぞれの年末を過ごされているかと思います。私は部屋の大掃除をしておりました。

さて、本日の一本はこちら

三重県 木屋正酒造 而今 愛山火入です。こちらはちょこちょこ行く酒屋さんで購入してきました。今年も而今の愛山が飲むことができます。ラベルは昨年とは変わっていませんが、ボトルキャップの蓋の色が金色から黄金色に変化していますね。(左が昨年2017BY右が今年2018BY)

では、さっそくいただきましょう。

グラスを回すと立ち香は葡萄や蜂蜜、微かに爽やかな青リンゴのような爽やかな香りが入り交じります。口に含むとややトロリとした飲み口から濃醇な甘旨味。ピリッとした酸味から余韻に程よい辛味がじんわりと続きます。2~3杯目と飲み続けると、濃醇な甘旨味も幾分和らぎ、スッキリとした甘旨味と少し酸味が出てくるような余韻に変化します。上澄みを除いた一杯目とはだいぶ印象が変わりますね!

と、ここでせっかくの年末の週末なので、このクラスと同等の一本を投入!

福島県 宮泉酒造 冩楽 播州愛山です。これは今年の6月にリリースされた一本です。これは今年の6月にレビューしていたのですが、密かにもう一本自宅のセラーに寝かせておきました。

では、半年ほど寝かせた冩楽 播州愛山いただきましょう。

グラスを回すと香りは、イチゴや葡萄のよう。ややセメ臭も仄かに香ります。口に含むとややトロスッキリとした飲み口から程よい甘旨味と酸味がきいたジューシーさからスッキリとした苦酸味。半年ほど寝かせた冩楽愛山。甘旨味が乗っていますね。酸味も程よく効いている感じです。

そしてここまできたのならばいきましょう。而今&冩楽愛山2018BY飲み比べ。

グラスを回すと、而今はややナッティーで葡萄のような甘い香り。対して冩楽は酸味を伴う爽やかな柑橘系の香り。口に含むと而今の方が甘旨味が強くコクがあり、冩楽の方がライトで酸味があり爽やかな印象ですかね。口に含むと而今の方が旨味があり、冩楽のほうが酸味がある分幾分やや飲みやすい印象ですね。而今の方がスッキリつつも甘旨味が全面に出ている感じですかね。

2日目になると、而今の方は1日目よりもスッキリとした飲み口から、グワっと膨れあがるような甘旨味とピリッとした酸味にドライな余韻が短く締める感じ。一方冩楽はまろやかに果実美溢れる甘旨味がじんわり広がりに余韻は自今よりもライトなドライ感と少々喉に残る甘味。

3日目になると、而今はスッキリとした飲み口から昨日よりもやや穏やかな甘旨味。まろやかさから余韻の苦酸味がじんわり続きます。続いて冩楽はスッキリシャープな飲み口からじんわりとした甘旨味から余韻に甘さを感じさせつつライトなドライ感。昨日とあまり変わらないかな。

 

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三重県 木屋正酒造 而今 純米吟醸 愛山

原材料名 米(国産)米麹(国産米)

原料米 兵庫県産 愛山(100%)

精米歩合 50%

アルコール分 16%

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而今&冩楽の愛山2018BYの飲み比べは味わいの違いがよくわかって楽しかったです。今年の而今愛山は甘味が強く、冩楽愛山は酸味のきいたスッキリじんわりとした味わい。個人的には冩楽のほうがスッキリとしていて飲みやすいかな、と思ったりもしますが、正直飲み頃のタイミングはなかなか難しいですね。

どうもごちそうさまでした。